地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

駿遠私鉄周遊2013春 (10) 変わりゆく遠州鉄道

2013-12-18 00:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 今春の駿遠私鉄めぐり、延々と引っ張りましたがいよいよ最終回。そのネタは自ずと、一番最後に乗った遠鉄電車でありますが、甥っ子と一緒で相州からの日帰り旅ですので、朝方のみの出番となった釣掛30形に乗れるものとは期待していなかった次第。ただ、せめて西鹿島で30形を激写してみたかったのですが、既に廃車が進んでしまったためでしょうか、駅ホーム奥の留置線で寝ていたのは1000系と2000系。そして、車庫の方でも30形が動く気配はなく……西鹿島での撮り鉄は呆気なく終了して2000系の客となり、前回ご紹介した西ヶ崎に向かったのでした。
 とはいえ、確か30形は新浜松でも朝ラッシュ後1本留置のはず……。そこで、期待を捨てずに新浜松に至ったものの、留置されていたのは1000系だったのでありました (滝汗)。まぁ、これが現実というものでしょうか。



 もっとも、個人的には1000系も2000系もキライではありません。地方私鉄として遠鉄が大いに健闘しているという証ですし、何と言っても近未来的な雰囲気のマスクと、如何にも昭和30~50年代の私鉄3扉車♪という風情の二段窓側面・車内のギャップが何とも言えません (^o^)。そんな遠鉄1000・2000系が、今や非常にデラックスな高架橋の上を頻繁に走る(しかも高架部分の距離が長い!)というあたり、実に痛快なものを感じます♪♪ 甥っ子も、単線ながらも余りにも豪華な高架橋をVVVF車が走るという光景に仰天していました (これが精密機械工業で名を馳せる遠州の経済的な底力の発露というわけで、社会科のテストでは浜松の何たるかをよく覚えとけよ~っと。笑)。というわけで、遠鉄は少々運賃が高めなのがアレですが、今後もますます浜松都市圏の要として一層発展して欲しいものです……。
 そして、既に30形鉄コレが2種(標準バージョンとモハ51+クハ61バージョン)出ている以上、今後は1000・2000形の鉄コレ化を激しく切望したいものです (最近は何かと頭の中が鉄コレばかり……^^;)。
 というわけで、半年以上引っ張って来たこの連載はこれにておしまい。ご笑覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m