先日『じゃかるた新聞』Web版を読んでいたところ、インドネシアの人口9割を占めるムスリムにとって飲酒は宜しくないことになっているため、全てのコンビニやワルン (伝統的小規模店舗) におけるビールの販売を禁止する法律が成立し、間もなく全面的に施行されるとのこと……。毎度ジャカルタに遠征するたび、暑くてヘロヘロになる一日の撮影を終えたのち、電鉄駅前のコンビニでビンタン・ビールをゲットし、シャワーを浴びてグイッと飲むのがこの上もない快感なのですが……。常宿としている宿は何故か一昨年から冷蔵庫が撤去されており (ハイアール製ゆえ、すぐにブッ壊れた?)、スーパーでまとめ買いしても冷やすことは出来ず……。結局、ビールも飲めるメシ屋(中華など)に入るしかなさそう。トホホ……。
それはさておき、そんなジャカルタの昨年8月の記録の続き、今回は東急8607Fです。ジャカルタに東急8000系列が続々入線した頃はそれこそ、現場からも利用者からも大歓迎され、KCJのシンボルサインにはいまだにJALITA8613F (今やチカウムの土に……T_T)が用いられているほどですが、それだけに当初は引き続き東急車を大量導入したいという期待も強かったことでしょう。しかし結局、東急側の財務問題のとばっちりで8500系の放出がストップしてすっ飛び、その後の増備はメトロやJRに取って代わられたのは、ジャカルタを訪れる東急ファンのはしくれとしていと寂しけれ……。その代わりに、今でも田都で8500系に乗りまくることが出来ますので、まぁ良いか、という気もします (どっちだ? ^^;)。そして、インドネシアはインドネシアで、○Kの美味しい幕編成を譲り受けたわけですから、全稼働冷房車の中に占める東急車の比率は低下したとはいえ、とくに東急車が集中するボゴール線~環状線系統で待っていれば、必ずいつかは元○Kのいずれかの編成がやって来て、撮影後に「よっしゃー!」と叫ぶことが出来るのは相変わらずです。
そんな中、とりわけ嬉しいのは、幕を温存した8607Fの御登場でしょうか。行先幕の部分にKAIシンボルマークが入って固定された車両も多い中、8607Fの場合は日本時代の幕こそ抜かれてしまったものの、その代わりに「COMMUTER LINE」という幕が掲げられているのは、まさにそれっぽく最高です♪ たまに運転士が気まぐれで、同じロールに印刷されているKAIマークにしてしまうこともありますが……。
ちなみに8607Fは、昨年秋以後の入場により、正面の模様帯がさらに太くなっているほか、正面の車番が別フォントの白数字に変わっております(パクアン急行様のブログ最新更新参照)。少しずつ手を加えられつつ健在なのは目出度いことです♪