地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鹿児島熊本鉄バス録 (7) 熊本電鉄青ガエル2

2015-04-12 00:00:00 | 地方民鉄 (西日本)


 先月めくるめくかたちで展開された熊本電鉄5102Aの引退と銀座線01系の衝撃的な化けっぷりによる就役のプロセスは、取りあえず滞りなく進んだようで何よりです。5102Aの引退はまさに大往生と呼ぶに相応しい、いずれは避けられなかった出来事ですし、それに代わる01系のやけに車体中央に寄ったシングルアームパンタとef-WING台車の組み合わせは、これはこれで軽量高性能な小型車を望む地方私鉄の新たな星として意義ある存在なのではないかと思います。車番は銀座線時代そのままに、こっそり社紋を熊本電鉄のものに変えているのもまたいとをかし。そして何よりも、渋谷駅で連絡する路線の車両どうしの新旧交代劇であるというのも因縁というものでしょう~。



 そこで、残る5101Aと01-136Fの競演を眺めるためにも、なるべく早いうちに熊本を再訪してみたいものですが、両方狙いたいので公式HPに運用予告が載らないものか……と思わなくもありません。まぁ、敢えて載せないことで、「当たるまで何度でも来い」ということなのかも知れませんが、首都圏からではチト辛いのは否めません。
 というわけで、そんなことをつらつらと思いつつ、北熊本で撮影した引退直前の5102Aの姿をアップしてみます。この車両が運用に入っていなかったのは少々残念でしたが、まぁ5101Aも青ガエルであることに変わりはないわけで、北熊本で昼寝をしているにもかかわらずパン上げ状態にして下さっていることこそ有り難いと思わなければならないでしょう。通電しているため、時折CPの音がコトコト聞こえて来るのも、何やら5102Aの息づかいが伝わって来るようでしたし、こうして「生きている」姿を最後に目にすることが出来て幸せでした♪
 しかし、それ以上に夢のような光景がこの後待っていた……! (つづく)