タイにおけるJR中古客車群の活躍は先日アップしました通り、毎日運行の定期列車としてはノーンカーイ急行に用いられるオハ12改め2等冷房座席車が最後になってしまったと思われるのですが (嗚呼……何とか13・14レでも生き残っていて欲しいものです)、貸切運転用の豪華車両として改造された車両が常時クルンテープ駅の片隅にてスタンバイしているのは、既にバンコクを訪れる鉄ヲタの間では有名な(?)話かと存じます。したがって、クルンテープ駅を訪れさえすれば余程のことがない限り、古き良き駅構内に佇むこれらの車両を眺めてしみじみとした境地に浸ることができますが、通常であればこれら貸切豪華車両は構内の一番脇の普段ほとんど使われていない線路に放置され、そこは往々にして余り撮りやすくないという問題もあります。
ところが何と! ヤンゴン遠征を終えて帰国ついでにバンコクに寄り道し、イースタン・オリエント急行を激写して満足のうちに眠りに就いた翌朝、4時に起床して身支度ののちクルンテープ駅にタクシーを飛ばしたところ (渋滞とは一切無縁の時間帯につき、宿泊しているラーチャプラロップ駅界隈からクルンテープ駅まで15分少々で着いてしまい……速い速い♪)、巨大ドームに覆われた頭端式ホームの非常に目立つ位置に、クルンテープ~ナコーンパトム~ホアヒン観光ルート宣伝ラッピングを施された12・14系各1両がドーンと鎮座しているではありませんか!! もう思わず眠気も吹っ飛び、様々な角度から激写!したことは言うまでもありません (笑)。恐らくタイ国鉄としても、稼働率が低い貸切車両をもっとアピールしたいのでしょう……。というわけで、次回訪れる際には是非この位置に、展望車化された24系客車を置いて頂きたいものです~。
ちなみに、何故そんな早起きをしてクルンテープ駅に至ったのか……その理由はまた改めて。埃まみれの難行苦行に敢えて挑み悶絶するという狂気の至りな一日を書き連ねるつもりです (^^;)。