地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南東北鉄周遊2015 (1) 福島交通エアロM

2015-05-16 00:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 震災から4年が過ぎ (今や地元相州の箱根大涌谷がヤバいわけですが・・・)、復興は遅い遅いと言われながらも少しずつ進んでいるのではないかと思います。とりわけ、間近に迫った仙石線の全線運行再開と「仙石東北ライン」の運行開始は、東北最大の都会と、被害甚大な都市をダイレクトで結ぶ大動脈の復活ということで、象徴的な意味合いを持つことになるのでしょう。
 そこで去る3月下旬、久しぶりに東北を日帰りで訪れてみました。前回の訪問(2011年7月)は廃止間際の十鉄訪問ついでに三陸を南下したというものでしたが、今回は福島・宮城の鉄道車両&バスめぐりです。これは同時に、無事中学受験を終えた甥っ子の小学校卒業記念・鉄&社会科教育を兼ねております。とにかく事前に頭をひねって、日帰りでありながらも出来るだけ多くの車両・路線(含・期間限定ネタ)に触れさせてやると同時に、復興とは何ぞやということを実地に見せてやりたいからでもあります。



 そこでまずは、甥っ子に生まれて初めての4時半起床をさせたうえで (笑)、朝一番の「やまびこ」に乗って福島へ! 中学受験中は時刻表を没収されていたという哀れな甥っ子(私が父親であれば絶対にそういう教育はしないのですが……って、モテ度ゼロヤローが言うことではありませんな。苦笑) は、広窓E2系の窓にかじりつき、そんな甥っ子の姿に「まぁ、もし本当に鉄道趣味人生を歩むのであれば、中学からでも遅くないから頑張れよ」と思っているうちに、いつの間にか車内は仙台への長距離通勤族で埋まり、遠く吾妻山を望みつつ福島に到着しました。前回ここに降り立ったときには417系の仙台行を激写したものですので、ブログ内検索で当時の記事を漁ってみたところ……何と8年ぶりか……。震災を挟んで本当に御無沙汰になってしまいました。
 それにもかかわらず、駅前広場に雲集する福島交通のバスは、何とも素晴らしいことに……まだまだエアロスターMが現役♪ しかも後ろ折り戸! たまたま撮りやすい状態で出番待ちをしていた車両 (23-37) に至っては、前面の「よだれかけ」も側面の広告も全くない美しい姿!! ある意味当然のように、エルガやエルガミオの類も出入りする中、このようなボディに巡り会えたことは最高にラッキーな話ですし、この後疾風怒濤の勢いで鉄活動を続けることになる一日の勝利を早くも示しているようにも思われたのでした♪ また、その後並んだもう1台のエアロM (24-64) の幕がなかなか素晴らしい☆ う~む、他に7Eもやって来ましたので、これはまた改めて、二段窓バスが辛うじてそれなりにやって来るうちに再訪するべきなのかも (何時になるか見当もつきませんが、再訪したいと思うのは自由 ^^;)。