地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

山陽電鉄6000系発表・3000系廃車へ・・

2015-05-20 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 時節柄、鉄道各社から今年度の設備投資計画が発表されつつありますが、東武500系には大いに驚かせられる一方、東急6扉廃車用の中間車新造とか、西武の観光用車両導入とか、はたまた南海7000系の消滅予告(これは旧塗装復活関連のプレスリリースですが)といったあたりがそれなりに注目を集めているのでしょうか? そんな折、山陽電鉄から新型車6000系の登場が発表されました。5030系登場から19年ぶりの新車ということで……3000系と5000系の二大陣営で絶対的に安定していた山陽電鉄でもついに世代交代の波が及んできたようです。最近はすっかり大阪&神戸~明石&姫路間の直通需要をJRW新快速に持って行かれてしまった観のある山陽電鉄は、古参車3000系を後生大事に使って設備投資を抑えてきたという印象がありますが、ついに3000系を未来永劫残すよりも消費電力を4割省きうる新型車を作った方が長い目で見てトクだと判断したのでしょう。



 まぁ、3000系も結構なタマ数があるわけで、そう一気に6000系を新造出来るわけでもないでしょうから、3000系がすぐに消えるという心配は必要ないでしょうが、とりあえず客が非常に少ない時間帯である日中の普通列車にはなるべく6000系を使いたいでしょうから、訪れる時間帯によっては早々に6000系の比率が上がってしまうように見えるのかも知れません……。そうなる前の今こそ、3000系のボロくも愛おしい存在感を楽しむ旬なのだろうと思います。あと出来れば、紺+クリームの旧塗装を是非復活して頂きたいものですね……!
 それにしても、マイクロが山陽3000系の発売を発表したのは、やはり廃車開始を察知してのことでしょうか。それとも、多くの私鉄を網羅してしまった中、趣味的にニッチな路線である山陽にもようやく着目したということなのでしょうか……。とりあえず個人的には予約して久しいため、最近の生産大幅遅延や広東省での賃金暴騰にもめげずにちゃんと発売して頂けることを期待しています。

 しかし……今月発表の新製品予告を見てみますと、スゲェ高い……。西武E31や岳南ED40 (鉄コレとカブリ!)といった私鉄電気罐が2割引店でも1両1万円台突破……。既にだいぶ前に発売予告した車両についても、最終的に発売されるあかつきには予告時と比べて大幅値上げとなっていそうでトホホな気分です。