地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

北陸の消えゆく車両と色 (5) 松任の青475

2015-05-21 00:00:00 | 国鉄型車両


 北陸新幹線開業直後の京都出張ついで (爆) 金沢寄り道鉄、北鉄浅野川線を訪れたあとは金沢から北陸線に乗り松任へ向かいました。金沢駅の自由通路に面した在来線改札は、利用者の多さにもかかわらず思い切りケチられて1ヶ所しか開いていないという体たらくで、自販機の前にも大行列が出来ていると思ったら改札の前にはもっと大行列! 以前にも書いたかも知れませんが、在来線の改札を通過するのに少なくとも2~3分かかるとは……ヤレヤレ。新幹線開業景気にJRWが対応して人員を増強しない限り、金沢駅での乗換には十分な時間を確保した方が良いでしょう(この経験は、この後再び金沢に戻ってからサンダーバードに乗る際に大いに役立ちました。汗)。



 それはさておき、昼間でも混み合う521系に乗って鉄ヲタが松任に向かったとなれば、目指す場所はただ一ヶ所。公道からいとも容易に観察できる松任工場あらためJRW金沢総合車両所です。
 ここは単に検査を受ける車両が入場するだけでなく、北陸界隈で御役御免となり廃車となった車両が解体される場でもあり、数年前ですと419系が集中的に解体されていった光景がネット上で見られたものですが、個人的にはこれまで訪れたことがなく……急行型電車の最期の光景だけは見ておきたいと思い初訪問した次第です。すると予想通り、ダイヤ改正を最期に離脱して間もない455・475系が大量に集結していました。とくに、色はブルーマンとなりつつも、デカ目の編成が2本並べて置かれているあたりは、かつて主要駅や運転所が長距離急行で賑わいし時代を彷彿とさせるものがありました……(つづく)。