地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武激変秒読み (5) 黄昏の5050系

2006-03-08 08:59:24 | 大手民鉄 (東武)


 ちょっと前の話題になってしまいましたが (^^;)、東武館林地区ローカルを巡った一日の最後は再び佐野線に戻り、渡瀬駅周辺にて斜光線に照らされる5050系の最後の勇姿を撮影しました。当初、渡瀬駅ホーム及び構内南側の小道から撮影したのですが、太陽の位置の関係で車体には影が落ちまくって大失敗の連続……(号泣)。そこで、渡瀬駅から館林方向にしばらく歩いたところにある踏切にて、後追いながらも最後の一撮! 雲がたれ込めてやや暗くなった空をバックに、まさに金色に光り輝く5154Fを撮影しながら、釣掛式電車の時代がこうして終わって行くのか……という感慨にふけったのでした。そして、去り行く5050系をこのようにドラマチックに記録できたことに感謝! そして、この5154Fはすでに北館林送りになってしまったとか。本当にお疲れ様でした……(>_<)。
 ともあれ、東武ダイヤ激変まであと10日。小泉線からも5050系は消え、残るといわれている宇都宮線でも10000系や30000系に押されて、ほんの申し訳程度なのでしょう。こうして5050系に浸ることができた館林の美しい黄昏も、記憶の中だけの風景になるのですね……。

東急大井町線8691F・正面帯変更

2006-03-07 20:07:26 | 大手民鉄 (東急)


 思い出してみれば、去年は「伊豆のなつ」や8039Fの帯撤去などもあって、東急には割と頻繁に通ったものですが、今年に入ってからは東武など他のところに出かける機会が多く、さる1月の雪の日に立ち寄った以外、撮り鉄はごぶさたでした (いつも利用してはいますが ^^;)。
 しかし、先日ネット散歩をしていたところ、大井町線の8691Fが正面の帯を変更したという話題が!! 恐らく、今度のダイヤ改正で田園都市→大井町線直通急行が新設されるにあたって、利用者へのアピールか誤乗防止のためだと思われますが、個人的にはなかなか似合っているような、似合っていないような……(^^;)。そこで、これは早く一目見てみたいものだと思った反面、ひょっとして他の編成にも波及するとしたら、大井町線のこれまでの風景を記録できる残り期間はもうごく僅かなのでは??という予感も否定できず、さっそく今日、遅い出勤のついでに記録に励んできました (天気がフラットな曇りだったのもこれ幸い ^^)。
 そこで、実際にナマで見た印象ですが、確かに遠くからも非常に良く分かり、警戒色としてもそれなりに意味がありそうだ……という気もします。ですが、やっぱりグラデーションというのは、古典的なシンプル系塗り分けを愛する (?) 立場からみてイマイチなのも否めません (^^;)。
 それにしても、これまで下ぶくれの8090・8590系といえば、もちろん8000系列に属するわけですから、特に乗る場合には楽しみな車両でしたが、やはりシンプルな平面的デザインの8000・8500系に比べれば、個人的に撮る優先順位が低かったのも確かです (^^;)。それゆえ、改めて画像のストックを確認してみると、いやはや撮った枚数が少ない……(^^;;;)。というわけで、今回の大井町線撮影ははじめて8090・8590系がメインとなりました (笑)。いっぽう、確か2編成が残る8000系は、結局1編成も姿を現しませんでした……(T_T)。
 ちなみに撮影地は、超定番・上野毛です。

06年初春の平凡なDLシーン (3) 隅田川

2006-03-06 17:46:28 | 貨物列車


 古きお江戸の北東端にある南千住界隈は、かつては小杉原の刑場があったり、今でも如何にも下町然とした街並みがゴチャゴチャと広がっているなど、独特の雰囲気を漂わせておりますが、最近ではTXの駅が出来たり、それに合わせてJR・日比谷線の駅ともどもリニューアルされたり、さらには隅田川沿いの一帯が完全に再開発されて見事なベッドタウンとなっているなど、まさに東京全体の新陳代謝を凝縮したような新旧入り交じったエリアとなっています。
 そして、そんな南千住界隈の新旧を隔てるド真ん中に広がる巨大な貨物ターミナル駅が隅田川駅です。ここはさすが東京の主要な物流拠点の一つと言うだけあって、膨大な数のコンテナの出入りがあって壮観ですが、コンテナ列車の出入りがない時間は基本的に2輌の入換機が忙しく走り回ってコキ編成の切り貼りに励んでいます。そんなシーンを駅南側の歩道橋から眺めていますと、大きく開けた風景の中に時折響き渡るホイッスルの音色が意外と牧歌的で、思わず童心に帰って「あぁ~何だか良いなぁ~」という気分になってしまいます (^^
 基本的に隅田川駅の入換機は、ごく当たり前のようにDE10が担当していますが、たまに少数派のDE11 (↑の画像。DE10の重連総括制御不可バージョン) が入ることもありますので、これはこれで一つの隅田川駅名物と言えるかも知れません。

相鉄の秘宝・ED10の4重連走る!

2006-03-05 09:49:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 きょう3月5日は、雨で1週間流れた相鉄・鉄道フェスティバルの開催日。私は基本的に、こういういかにも人が殺到しそうなイベントは苦手なのですが、よりにもよって自宅からチャリでサッと行って帰って来ることができる場所で開催され、しかも相鉄の秘宝・ED10が4重連で走るということで、ちょこっとチャリを飛ばして相模大塚まで様子を見に行ってきました (笑)。
 2000系回送の相模大塚到着は、時刻表から言って明らかに下り電車とカブるためパスし、ED10の到着直前に相模大塚駅前に着いてみると……こりゃあとても相鉄とは思えないほどの三脚の森ですな(爆)。今まで相鉄を撮ったことがある人はどれぐらいいるんだろう……(苦笑)。
 既に良さそうな場所は埋まっているため、大急ぎでローアングルな位置を探し……そして現れた4重連! 美しいですね (*^^*)
 これを撮ったら即撤収 (笑)。花粉症ですし、「鉄」密度が高い空間は苦手ですし、家でいろいろすることもたまっているため、即売会の行列には付き合いませんでした。パスネットは欲しいのですが、無理をするほどでもないですし (^^;
 それにしても……神奈川県大和市という辺鄙なところにこれだけの「鉄」が殺到するというのは、恐らく中央林間発東武日光・鬼怒川行きが走ったとき以来で、まあナゾな光景ですね。

 その後、自宅で確定申告の書類を作成しながらも (^^; 国税庁が大いに宣伝しているネット作成は便利です ^_^)、様子次第では駅構内での撮影会に繰り出してみようかと思い、たまにちらちらと某掲示板やred star's blogさんの実況中継を横目で眺めていたのですが、どうも運転室内に一般人を入れる都合上、パンを下げたままの展示のようで、しかも物販コーナーは大変な状況らしく、こりゃ出かける意味ないなぁ~と思いながら暢気に過ごしておりました。
 とはいえ、ED10・4重連の迫力は捨てがたく、午後には確定申告書類が出来上がったこともあり、税務署に出かけて閉庁時用ポストに投函するついでに再び相模大塚へチャリを飛ばしました。そして……16時26分、グォォォ……と地鳴りにも似た響きとともに、斜光線に輝くED10の4重連が再び動き出しました! このとき、線路沿いには例によって三脚の花が咲いておりましたが (三脚や銀箱にはソレ系のステッカーがベタベタ……どう見ても私鉄沿線の光景じゃない……@o@)、まあ譲り合って撮影できたので良かったと思います。撮影された皆さんお疲れ様でした。
 というわけで、ゆっくりとかしわ台へ走り出すED10の釣掛サウンドを聴きながら、かつて米タン輸送が華やかなりし頃、ヒマさえあれば相模大塚にチャリを飛ばして線路端で食い入るように見つめていた○○年前の小・中学生時代の遠い記憶を思い出し、「あぁ……これでED10も引退か……長い間本当にお疲れさま!!」と念じたのでした。
 現在、17時33分。またしても約1時間後には画像のレタッチも済んでアップしております (笑)。これからまた飲みに出かけますが、ビールが美味しくなりそうで楽しみです (^^;;;)。

小田急5000形4連・雪景色もあと何度?

2006-03-04 14:37:00 | 大手民鉄 (小田急)


 急激な増備が続く小田急3000形の陰で、9000形は最早風前の灯火であることは、当ブログでもたびたび記事にしております。巷で流れているウワサでは、今月中に全車引退するとかしないとか……。そうすると、次に置き換えの対象となるのは間違いなく5000形の4連・田の字窓車でしょう。特に、トップナンバーは1970年=昭和45年の製造ですので、いくら更新工事を受けているといってもそろそろ限界かと思われます (-_-)。
 そこで、既にだいぶ前の話になってしまいましたが (^^;)、1月末に2度目の積雪があった際、昼から出勤だったのを良いことに (^^;)、新宿へ向かう途中の数駅にて、あと何回見られるか分からない5000形4連と雪の組み合わせを撮ってみました (雪はほんの申し訳程度にうっすらとしか積もっていませんが ^^;;;)。
 この画像は向ヶ丘遊園にて。ちょうどうまい具合にトップナンバー車がグネグネとポイントを通過して進入して来ました (^^)。
 こうして逆光を気にせずに5000形4連を撮影できるのは、曇・雨・雪の日ならではですので、15本全車が現存している今が華だと肝に銘じつつ、これからも機会を見つけてこまめに記録したいものだ……と思っています。