地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父のC58 363・こいのぼりHMの雄姿

2009-05-06 00:26:00 | 地方民鉄 (秩父)


 昨日は端午の節句=こどもの日。天気は悪かったですけど、大型連休終盤のひとときとしてのんびりと過ごされた方も多かったのではないかと思います。
 ふだんから何かとHMを用意して観光客やファンを楽しませてくれる秩父鉄道では、そんな端午の節句に合わせて、こいのぼりをあしらったHMを用意、黄金週間後半戦に合わせてC58に装着していました~♪ 秩父鉄道のHMといえば、先日アップした広瀬川原まつりのHMはもとより、字をデカデカと強調するタイプが多いような気もしますので (そう思っているのは私だけ? ^^;)、ドドーンと2匹のこいのぼりで迫って来るデザインは割とレアなような気がします。
 そんなC58の出庫シーンを、近所の親子連れサンが熱心に眺めておりまして、未婚甲斐性なしの私も「ほのぼのしていて良いな~^^」と思ったのですが、お父さん曰く「ほら、ト○マス来たよトー○ス!」って……(汗)。でも今や玩具業界の策略の結果 (爆)、現実のSLよりもおもちゃ屋のトーマ○の方がはるかに日常的であることも否めません。そこで、まずはじめに「○ーマスという名の機械ありき」で、そのひとつのバージョンとして「C58という名の黒いト○マス」が目の前にあると思い込むお子様がいるとしてもべつに不思議ではないのかも知れません (汗)。まぁどうせ、「鉄」に育てば自ずと認識は「SL」へと修正されるでしょうし、「鉄」にならずにトーマ○と思い込んだままでもそんなに問題はないか (^^;)。
 ちなみに私は、物心ついたときからトーマ○は邪道だと思っておりまして、その絵本も決して手にしませんでした (→生まれつき原理主義者。爆)。だって、表情がどれもコワいですし、リアルな鉄道車両の方が全然イケてますから♪



 それはさておき、ただでさえ秩父路の人気者であるC58は、このGWのあいださらに過激な人気を博しておりました。熊谷口で撮っていても、↑のように末端部で撮っていても、座席は全て家族連れでビッシリと埋まっておりましたが、一番スゴ過ぎて思わず笑ってしまったのが長瀞の光景……。SL急行の後から熊谷を出発して長瀞で追い抜く「追っかけ各停」に乗っていたところ、まず長瀞駅の三峰口方面ホーム南端=C58の脇のあたりが人で埋まっていて、長瀞で下車した客がすんなりと構内踏切にたどり着けない状態に……。まさに、雑誌やネットで見た「富士はやぶさ」最終列車の東京発着シーンさながらのカオスでしたが (^^;)、驚きの事態はそれだけでなく……三峰口方の線路脇の道路には、SL急行の発車シーンを見届けようという一般観光客の老若男女の皆様が、何と100数十メートルにわたって幾重もの人垣を作りまくり……。をいをい、これではまるで箱根駅伝の中継所さながらではないか……と (滝汗)。でも、そんな大群衆に見送られながら1000系の非冷房車に揺られるというのもオツなものですね (笑)。
 今回の秩父訪問では結局三峰口まで行かなかったのですが、もしSL急行折り返し中の時間帯に三峰口まで到達していたらやはりパニック状態で、のんびりと形式・編成写真を撮るどころではなかったのだろうなぁ……と (^^;
 肝心のC58の走りっぷりですが、これは特に記すこともなく、罐に負担をかけないようにダラダラと流しているなぁ~という感じでした。勾配ではやや気合いが入るのでしょうが、どのみち蒸し暑い日に煙を期待するのは野暮だということなのでしょう (^^;)。ま、もともとSL世代ではない私は煙の量に余りこだわりがなく、たった一人でまったりと、山バックで撮ることが出来ればそれで十分満足だったりします。むしろ広瀬川原で、「キハフ12」(笑) の発電用エンジン起動時に猛烈な黒煙が上ったシーンの方が「うほっ♪」とオドロキだったのでありました……(でもキハフ状態の最後部オハフには乗りたくないなぁ ^^;)。

鉄コレ南武鉄道モハ100タイプをいじる (下)

2009-05-05 00:47:00 | 超へっぽこ模型製作


 どうもチャチで気に入らんな~ということで、長らく箱の中に仕舞って埋もれていた鉄コレ第2弾。それをふと思いつきでいじり始めた大改造プロジェクト (笑) は、途中ただの塗装・ベンチレーター変更によるヘロヘロ客車化へと浮気しながらも、ようやく完成に至りました~。
 基本的なコンセプトとしては、ELの代用にも十分なりうる強力な電動貨車をこさえて、拙へっぽこ車両工場・本棚ディスプレイ側線 (笑) の入換用マスコットとする……というものですが、手を加えた内容の大略は以下の通りです。
 *パンタ増設。(→見てくれ向上。笑)
 *パンタ脇にランボード設置。(GM東急旧3000系列用を切り出し)
 *パワーアップ (→ゴツくしたいだけ) のため屋上機器 (?) 増設。  
  (正体はGMメトロ東西線クーラー……1袋2つ入り500円……汗)
 *一部窓埋め。(上記目的のため車体強度アップ……とこじつけ ^^;)
 *ヘッドライト・テールライトは切除し、銀河モデルのパーツに換装。
  (小ぶりなボディにデカ目玉最高!! *^^*)
 *台車は鉄コレ9弾身延線モハ62のN動力車化で余ったDT17に換装。
  (小粒なボディを重厚に魅せるとどめのキモ?! 笑)



 そして塗装は……何のかの言って撫順色に塗ってしまいました (笑)。以前「満鉄風?車両をつくる」と題するシリーズを立ち上げ、さっそく鉄コレ凸型ELを撫順砿務局カラーに塗って悦に入り、んじゃ~次は撫順の満鉄ジテ残党電車・客車シリーズだ!と気合いを入れてみたものの、何のかの言って着手するヒマはまだなく、GMクモハ52・サハ75板キットは空しく積まれ (爆)、撫順色ELはすっかり本棚ディスプレイのマスコットと化しているという……(苦笑)。そこでいっそのこと、撫順塗装を拙へっぽこ車両工場入換機の正式塗装としても採用しようというわけです。そういえば当ブログのシンボルカラーも名称変更以来この色ですし (^^;
 しかし毎度のことながら、パンタへの着色と窓枠の白塗装は面倒ですね……(-_-;)。窓まわりはエナメル塗料+面相筆で塗れば良いということを覚えて以来、今回も当初そのようにしてみたのですが……エナメル塗料の白は隠蔽度が低く、余程ぼってり塗らないと下地のダークグリーンを隠してくれないという……(単に塗り方が下手なだけかも知れませんが)。結果は窓枠がボテボテになり過ぎて失敗 (T_T)。エナメル溶剤で泣く泣く落とし、今度はマスキング+GM白で吹き直してみました。GMの白は隠蔽度が高く、均質に塗れたのは良かったのですが……如何せんマスキングですので、ハミ出た部分の修正が面倒……(苦笑)。まあ致し方ありません。
 何はともあれ、パーツ代に約1500円かかっているだけあって (鉄コレ本体よりも全然高っ ^^;)、本棚のマスコットとするにふさわしい一品となり、とりあえず自己満足に浸っております。ただ最大の問題は……鉄コレ動力TM-04が品切れとなって久しく、単独での運転が不可能なこと (滝汗)。凸型ELと連結した珍ドコ編成を組まなければならないというわけで……見かけ倒しのヘロいヤツであることには変わりないのでありました。ま、TM-04とDT17台車レリーフの軸距は違いますし、どうせ置物ですので今後もずっと動力なしでも良いか……と (^^;

秩父鉄道1000系・広瀬川原まつりHM装着

2009-05-04 07:10:00 | 地方民鉄 (秩父)


 アオレンジャー、参上! 春から初夏へという感じがうまく出ました♪



 ミドレンジャー、参上! 湿気で山並みが……乾いた曇り日に要出直し。



 キレンジャー、参上! カレー食いてぇ~(爆)。



 アカレンジャーは、乗っていた列車と明戸で交換→熊谷留置……(-_-;
 モモレンジャーの代わりにシロレンジャー (違) との並び。

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 昨日は日帰りで秩父に出かけて参りました。その最大の目的はそのうちアップするとしまして……黄金週間前後の秩父はこれまで、芝桜&新緑目当ての観光客が殺到することに加えて、残留ヒノキ花粉がコワいことから避けていたのですが、やはり余りにも美しい季節の彩りと電車の組み合わせは絶品。苦労をしのんででも訪れる価値はあるなぁ……と思い知らされました (^^;
 そんな秩父鉄道、さまざまな形式や色が入り乱れてまさに過渡期の百花繚乱の観がありますが、その中でもとりわけ撮っておきたい1000系国鉄色シリーズが、来る16日の広瀬川原まつり=わくわく鉄道フェスタのHMを装着しております。まぁ個人的にはHMがないスタイルがベストなのですが (^^;)、これもまつりの一環ということで……HMの一番下に「CTK」と書かれていれば全ては許されます (爆)。
 さて「CTK」といえば、いよいよ6月にお披露目が予告されている小豆ベージュ旧塗装の車体に「C.T.K.」のロゴが入るかどうか楽しみですが、そんな旧塗装に塗られたクハ1202 (3・5・7・8・10が現行塗装であるのを確認、4・6は跡形もなく廃車 T_T となっていることから推測) が広瀬川原のトラバーサの上に乗っていました! 「続きを読む」をご覧ください。


 (公道から超望遠撮影、さらに大幅にトリミングしております)
 果たして広瀬川原イベントでは塗装変更中のシーンが見られるでしょうか?! なお、秩父鉄道ニュース5月号によりますと、メイン展示は7000・ウグイス・7000の並びのようです。「つまらん」と思われる方もおられるでしょうが、個人的には(*^O^*)ものです (笑)。これで後は、当日急な仕事が入らないことを祈るのみ・・・。

阪急6300系・嵐山線での活躍始まる

2009-05-03 00:02:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 ひたちなか海浜シリーズはまだありますが、少々気分転換、関西の話題です。
 阪急嵐山線では長年 (?) にわたり、2300系4連×3が活躍を続けて来ましたが、ついに寄る年波に勝てず全車引退……(T_T)。それに代わって先月上旬から、かねてよりウワサの (?) 4連短縮化6300系×3が嵐山線用編成として就役し、古都の緑豊かな近郊で新たな活躍を始めました! もちろん、正面幕なし・提げサボの2309Fというシブ過ぎる役者の引退は惜しいことですが、後継車が私鉄非料金制優等車の白眉ともいえる6300系であるとなれば全ては許される!というわけで、先月の日帰り京都出張の際にさっそく嵐山線6300系の姿を楽しんでみました。
 名鉄パノラマカー撮影のため犬山線・布袋まで往復したのち、「のぞみ」に乗って京都に到着~。その後は脇目もふらず市営地下鉄にGo! 四条烏丸で阪急京都線に乗り換え、桂に着いてみますと……うををっ! 本当にいました!4連化6300系! まだ改造後デヴューほやほやであるため、外観が非常に美しいことは言うまでもありませんが、内装も全面的に改められ、ツヤツヤ木目の化粧板と重厚なオリーブグリーンの転クロは、「最高に豪華な近郊電車・阪急嵐山線」という雰囲気を炸裂させていたのでした……。



 そこでまずは、スロープを下って桂駅に到着するシーンを決めたのち、上桂・松尾でいろいろと撮影。せっかくふっくら豪華な転クロに腰掛けましても、僅か2~3分で下車するというのは何とももったいないことです (^^;)。さらに嵐山に着いてみますと、春の行楽シーズンの名物といえる嵐山直通臨時列車がデカいHMを取り付けて待機していましたので、発車シーンでの並びを撮影~♪ 
 しかし、本来であればこういう長距離 (?) 運用は6300系こそ担うべきでは……と思うにつけ、ロングシートの7000系を横目に短距離運用に徹する6300系の姿には幾ばくかの哀愁を感じるのも確かです(実際には、京都線所属車両は車両限界の関係で神宝線に入線出来ないのですが)。
 いっぽう、長距離運用をする=京都線でまだ現存する6300系はと言えば……トップナンバーの6350Fが、下回りピカピカの姿で特急運用に入っていたのを除けば、他に特急運用に入っているところを見かけませんでした。6354Fは↑の画像の通り、左右の幕が非常時の状態ですし (まさか廃車待ち……?-_-;)、虎の子・6330Fも桂車庫の構内で休車札を掲げていました……(-_-;;)。 6350Fピカピカの真相はヨソ者にはよく分からないところですが、1編成だけ8連で動態保存ということでしたら嬉しいのですが……。あるいは、景気悪化で9300系導入計画が変更となり、延命することになったとか……? まぁいずれにしても、京都線での6300系の地位はいよいよ危機的になっていると思われます……。
 それに伴い、最近の京都線特急は9300系をはじめとする3扉車の天下となりつつありますが、9300系でなければてっきり8300・7300系といった新しめどころを使うのだろうと思っていました。しかし、桂駅で衝撃の光景を目にして以来、3扉車のカオス状態もそれなりに撮っておかないと……と写欲をかき立てられております。「続きを読む」からどうぞ~。


 デカ幕&前パン5300系の特急!! (*^^*) こんな運用があるのですなぁ……。烏丸から乗ってきた準急の後続でイキナリやって来て、完全に悩殺されまくり。慌ててカメラを構えて辛うじて撮りました (爆)。

ひたちなか海浜鉄道1周年 (3) キハ3710×3編

2009-05-02 07:09:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 ひたちなか線1周年のイベント走行にあたっては、軽快気動車・キハ3710も混雑状況に応じて2~3連運転を実施する旨が公式HPで予告されていましたが、朝9時過ぎから旧型DCが3連で走り始めたということは、キハ3710も少なくとも2連となることが予想されるわけで……さてどうなるか?!と期待して待っていたところ、見事これまた朝っぱらから3連!!\(^O^)/ 勝田から折り返して来たところを、中根駅南側のカーブにて広角アングルで思い切り引きつけ、雲をバックに見事撮影成功!! v(^O^)v いや~これだけ決まると気分も最高です (笑)。



 その後、キハ3710は勝田を3時過ぎに出る列車まで3連で運行されましたので(那珂湊で後ろ1両切り離し)、旧型DCと同じく超貴重で贅沢な撮影チャンスに恵まれ、撮り鉄欲が大いに満たされました……(^^)。新潟トランシス製の軽快DCは、その使い勝手の良さゆえ全国津々浦々のローカル線を席巻して久しいですが、その多くは派手な塗装だったりしますので、茨交カラーを今でも身にまとっているキハ3710は、それらの中でも最も写真映えする美しい存在なのでは、と思っています。相州人の私にとって、その2連を撮ろうと思ったら、水戸か勝田に前日から泊まり込むことが必要ですので、これまで2連すら撮ったことがないのですが (^^;)、今回はこれだけの編成美で魅せる3連を白昼拝めて感激です……。今後は、茨交色からひたちなか独自色への塗装変更も進むと思われますので、長い目で見ても今回の茨交色3重連は貴重な記録になることでしょう……。