
昨日は端午の節句=こどもの日。天気は悪かったですけど、大型連休終盤のひとときとしてのんびりと過ごされた方も多かったのではないかと思います。
ふだんから何かとHMを用意して観光客やファンを楽しませてくれる秩父鉄道では、そんな端午の節句に合わせて、こいのぼりをあしらったHMを用意、黄金週間後半戦に合わせてC58に装着していました~♪ 秩父鉄道のHMといえば、先日アップした広瀬川原まつりのHMはもとより、字をデカデカと強調するタイプが多いような気もしますので (そう思っているのは私だけ? ^^;)、ドドーンと2匹のこいのぼりで迫って来るデザインは割とレアなような気がします。
そんなC58の出庫シーンを、近所の親子連れサンが熱心に眺めておりまして、未婚甲斐性なしの私も「ほのぼのしていて良いな~^^」と思ったのですが、お父さん曰く「ほら、ト○マス来たよトー○ス!」って……(汗)。でも今や玩具業界の策略の結果 (爆)、現実のSLよりもおもちゃ屋のトーマ○の方がはるかに日常的であることも否めません。そこで、まずはじめに「○ーマスという名の機械ありき」で、そのひとつのバージョンとして「C58という名の黒いト○マス」が目の前にあると思い込むお子様がいるとしてもべつに不思議ではないのかも知れません (汗)。まぁどうせ、「鉄」に育てば自ずと認識は「SL」へと修正されるでしょうし、「鉄」にならずにトーマ○と思い込んだままでもそんなに問題はないか (^^;)。
ちなみに私は、物心ついたときからトーマ○は邪道だと思っておりまして、その絵本も決して手にしませんでした (→生まれつき原理主義者。爆)。だって、表情がどれもコワいですし、リアルな鉄道車両の方が全然イケてますから♪

それはさておき、ただでさえ秩父路の人気者であるC58は、このGWのあいださらに過激な人気を博しておりました。熊谷口で撮っていても、↑のように末端部で撮っていても、座席は全て家族連れでビッシリと埋まっておりましたが、一番スゴ過ぎて思わず笑ってしまったのが長瀞の光景……。SL急行の後から熊谷を出発して長瀞で追い抜く「追っかけ各停」に乗っていたところ、まず長瀞駅の三峰口方面ホーム南端=C58の脇のあたりが人で埋まっていて、長瀞で下車した客がすんなりと構内踏切にたどり着けない状態に……。まさに、雑誌やネットで見た「富士はやぶさ」最終列車の東京発着シーンさながらのカオスでしたが (^^;)、驚きの事態はそれだけでなく……三峰口方の線路脇の道路には、SL急行の発車シーンを見届けようという一般観光客の老若男女の皆様が、何と100数十メートルにわたって幾重もの人垣を作りまくり……。をいをい、これではまるで箱根駅伝の中継所さながらではないか……と (滝汗)。でも、そんな大群衆に見送られながら1000系の非冷房車に揺られるというのもオツなものですね (笑)。
今回の秩父訪問では結局三峰口まで行かなかったのですが、もしSL急行折り返し中の時間帯に三峰口まで到達していたらやはりパニック状態で、のんびりと形式・編成写真を撮るどころではなかったのだろうなぁ……と (^^;
肝心のC58の走りっぷりですが、これは特に記すこともなく、罐に負担をかけないようにダラダラと流しているなぁ~という感じでした。勾配ではやや気合いが入るのでしょうが、どのみち蒸し暑い日に煙を期待するのは野暮だということなのでしょう (^^;)。ま、もともとSL世代ではない私は煙の量に余りこだわりがなく、たった一人でまったりと、山バックで撮ることが出来ればそれで十分満足だったりします。むしろ広瀬川原で、「キハフ12」(笑) の発電用エンジン起動時に猛烈な黒煙が上ったシーンの方が「うほっ♪」とオドロキだったのでありました……(でもキハフ状態の最後部オハフには乗りたくないなぁ ^^;)。