地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ひたちなか海浜鉄道・那珂湊車庫損壊・・

2011-09-24 08:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 台風15号は各地に爪痕を残して去りましたが、中でもショックだったのは……ひたちなか海浜鉄道・那珂湊駅木造車庫の損壊……。昨日、公認『さおりんごのブログ』を拝見しておりましたところ、恐らく全壊認定が出そうなほど柱や壁がズレている生々しい光景がアップされており、思わず絶句……。



 周知の通り、ひたちなか海浜鉄道は大震災による深刻な被害を受けたばかりですが、不死鳥の如く復活したその矢先、あの大震災にも耐えたシブい車庫が猛烈な風台風の餌食になったということで、とにかく自然災害に相次いで見舞われ続けている今年を象徴している事態なのかも知れません……。復興応援券のデザインが秋バージョンとなったこともあり、また改めて乗って支援に行きたいものです。全線復旧後まだ乗りに行けていませんし……。

東急8590系・田都○Kで続く活躍

2011-09-23 10:04:00 | 大手民鉄 (東急)


 一昨日の台風15号は本当に凄まじかったの一言ですね……。傘を差すのを諦めたのみならず、自宅にドスンと体当たりされたかのような振動が起こり、公園の大木が何本も根こそぎ倒れ……。個人的には余り記憶のない威力です (-_-;)。
 そしてこの台風、3.11以来の交通大混乱を引き起こしたのは周知の通りですが、私は幸運にも昼で仕事がおしまいとなり、自宅最寄り駅の一つ手前まで電車が走って運転打ち切り(その後自宅すぐそばまでバス)という程度で済みました。仕事終了後、「まぁまだ台風は来ないだろう」と暢気にインド料理の昼食に舌鼓を打ち、おもむろに半蔵門線に乗ったところ、幸いにして8625Fの各停登場♪ 鷺沼まで頻繁な加減速を楽しみ、急行に抜かれると言うことでホームに出てみますと、ををっ!8695F・44Kの御登場ではありませんか!! v(*^O^*)v 



 その後は、中央林間まで激しい風雨の中を突っ走る8590系の雄叫びに酔いしれる20分間……一応市が尾~藤が丘間の築堤では大幅な速度制限がかかったのですが、床下からは「台風?何それ?」と言わんばかりの力強い唸りが炸裂し続け、長津田~中央林間間に至っては、いよいよ突風と豪雨がヤバくなって来たにもかかわらず、まさしく「仏○義理」という○ンキー用語がそのまま当てはまりそうなほどの過激な120~130km/h走行!! いやはや……田都利用歴は長いですが、ここまでアツい走りは経験したことがありません♪ 中央林間で乗り換えた快速急行が45km/h制限のチンタラとした走りだっただけに、あれは夢か幻か……という何とも言えない余韻が残り続けております (^^)。
 というわけで、何のトピックス性もありませんが、そんなアツ過ぎる走りを記念しまして、田都8590系の画像をアップ (^^;)。東急の節電ダイヤも終了し、終日運用の○Kは34Kから本来の44Kに戻っていますなぁ……。
 それにしても気になったのは、乗り合わせたデハ8695の床の痛み具合。あちこち継ぎ接ぎがなされて何とも痛々しい限りで、デハ8590・8690が登場してからもいつの間にか結構な時間が過ぎてしまったのだなぁ……と思った次第。果たして今後、大幅な更新(&東武直通対応)が施されるのでしょうか? それとも○Kなだけに他の8500系よりも先に廃車となり、秩父やインドネシアへ……? 副都心線がらみのあれこれが終われば、必ずや田都も(JAL問題で先延ばしとなった) 大変動の時代に入るでしょうから、個人的に秘かに注目し続けたいものです。

第三ジャカルタ炎鉄録 (15) 東葉1080F

2011-09-22 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタのメトロ5000系列(東葉を含む)のうち、メトロ5000系は3編成とも共通のスタイルとなっているのに対し、東葉1000系は何故か3編成それぞれに姿がバラバラ。このうち、80Fと90Fは昨年夏に訪れた時点で既にイメチェンを果たしておりましたが、正面の額縁状の部分がブラックとなって個人的に魅力が大いに減った90Fは今回全く見かけませんでしたので (多分時間のかかる臨時検査を受けていたのかも)、今回は黄縁顔の80Fをアップしてみましょう。この編成、基本的には東葉エンブレムの維持を含めて変化なし……と思いきや、先頭車の側面にはド派手な女性専用車ラッピングが……(苦笑)。



 そんな80F、撮る機会は少なかったため今回はこの2カットのみですが、この編成をめぐっては非常に印象に残る出来事が……。帰国日の前日にマンガライからジャヤカルタまで乗ったところ、何と各駅を発車するごとに肉声で車内放送をしているではありませんか!! 基本的にKCJでは駅構内での行先案内・接近情報に力を入れており、大音量で流される詳細な (?) 構内放送に耳を傾けていればほぼ間違いなくお目当ての列車に乗ることが出来ますが、車内に入ってしまいますとまず車内放送が流れることはなく、乗客は常に外に気を配って自分の下車駅を乗り過ごさないようにしなければなりません。しかし、80Fの車内で遭遇した車内放送は、恐らく日本のそれに範をとり、次駅の駅名と出口の左右如何について張りのある落ち着いた口調でアナウンスしており、これは実に乗客にとってありがたいのみならず、ジャカルタで乗り鉄する際の印象もグッと改まるなぁ……と思ったのでした (*^^*)。日本中古冷房車の放送設備は基本的に生きているはずですので、冷房車全列車における車内放送正式実施を期待したいものです……。

ことでん開業100周年 (7) 1100形

2011-09-21 00:00:00 | 地方民鉄 (琴電)


 京王の中古といえば、去る5月に撮影した琴電1100形を忘れるわけには行きません。1100形といえば、登場時には何ともビミョーなデザイン感覚の産物「コトデンそごう色」を纏って登場し、この色がまさに琴電新時代の嚆矢となるはず……という目論見だったのだろうと思われますが、私が初めて琴電を訪れた2003年の時点でもとてもイケてる色とは思えず、ついにはコトデンそごうの経営悪化→琴電そのものの民事再生法適用によって「コトデンそごう色」も黒歴史に……。



 そこで1100形もまた経営再建とともに定められた路線別新塗装に身を包んで今日に至っていますが、やはりシンプルなツートンカラーは京王5000系のボディ及び厳つい分散クーラーとベストフィットですね♪ そして単独運用も良し、同じく関東の名車中の名車である京急1000形初期車あらため1080形と手を組んで走るも良し……(*^^*)。今後長期的にみて、車齢約50年となった1080形は少しずつ数を減らすようですが、いつまでも高松を訪れる度に残っていて欲しい情景です。
 ちなみに、5月の撮影では何と……1100形・オール広告無し4連という神々しい編成も走っていたのですが、そんな編成が来るときに限り油断をして瓦町駅南側の長尾線車両だまりの様子を見に行ってしまったという……嗚呼痛恨。1100形のうち1編成はとんでもなくド派手なラッピングを施されてしまっただけに、余りタマ数がない形式 (それでも4編成あれば立派か……^^;) のみで4連を組んでいる光景は絶対に逃したくないものですが……。こんなとき、自分の余りの浅はかさゆえ自己嫌悪に陥りがちになるのは私だけでしょうか (苦笑)。
 そういえば……8年前の琴電初訪問のあとは伊予鉄も訪れたのですが、伊予鉄は8年御無沙汰。というわけで伊予鉄700形も御無沙汰。どうしよう……(^^; 

銚子電鉄初夏2011 (中) 緑2001F

2011-09-20 00:00:00 | 地方民鉄 (銚子)


 銚子電鉄ではここ数年来走り続けて来たデハ1002「鉄子号」について、最早この塗装を維持することなく、検査を前に昨日さよならイベントを実施したとか。いっぽう、鉄コレでも「鉄子号」消滅に合わせたのかどうか分かりませんが、オープンパッケージによる1両単位での発売が予告されています。個人的にはこの塗装は悪くないと思っておりますので、桃電バージョンは無視しながら「鉄子」バージョンは2両予約。妄想の2連を実現させる予定です (笑)。
 こんな感じでにわかにデハ1002がフィーチャーされているということで、自ずと次の塗装がどうなるか気になるところですが、今さら黒歴史とともにある醤油色というわけでもないでしょうから、個人的には銀座線色に塗って欲しいところですね~。メトロ新1000系登場への協賛という意味も込めて……。あるいは、塗料の数を増やさないという方針であれば、2000系と同じく緑一色になったりして……(それはないか ^^;)。



 というわけで、些か強引な前振りではありますが (^^;)、去る梅雨時に甥っ子を連れて銚子電鉄を訪れた際のカットがまだまだあったことを思い出しましたので、ここに緑2001Fの雄姿をアップしてみます。2000系は昨年秋にデビューして以来、既に雑誌やネットのあちこちで触れられていますので、最早新味は全くないかも知れませんが……恥ずかしながら個人的には今年の梅雨時が初乗車・初営業運転撮影でありました (^^;;;)。
 京王2010系あらため伊予鉄800形につきましては、だいぶ前に松山を訪れた際に楽しんだことがありますので、今回は遠く離れた銚子の地にて久々の再会と相成ったのですが、小田急沿線民としては残念ながら京王2010系時代に乗ったことがありませんので、この車両のサイドビューと車内の雰囲気はどうしても小田急2200系列をビンビンに思い出すのですなぁ……(*^^*)。もちろん、京王時代をストレートに再現した湘南緑顔、そして京王時代にはなかった5000系顔とグリーンのコラボレーションのどちらも素晴らしいですが、これからも機会があるごとに銚子を訪れ、遠く歴史の彼方に去った小田急2200系列に通じる何かを嗅ぎ取って癒やされたいものだと思っています♪