地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ富山地鉄クハ10をツートン塗装化する

2012-10-12 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 鉄コレゲットに不眠不休の血道を上げるオッサンの群れがひしめく明治公園ヲタまつりから、早いもので明日で一週間。狭い空間がカヲスになり、個人的には日比谷公園の方が広々としており(そして地下鉄からすぐで)良いなぁ~と思うのですが、その後テレビや新聞を見聞するにつけ、今年明治公園に会場が移ったのは、どうやらIMF・世界銀行総会開催のためだったようですね……(あくまで個人的推測ですので悪しからず)。何せ世界の財政・金融VIPが集う総会会場が帝国ホテルとあっては、その開催のしばらく前から、目の前の日比谷公園は厳戒状態だったはずですから。あれだけのヲタが霞ヶ関に接した都会のオアシスに雲集するという非日常的な光景が展開するならば、それこそ裏をついてカ○キ派が企み事をしないとは誰が断言できましょうか (汗)。来年は日比谷公園に戻らないかなぁ~と思う反面、明治公園でもそれなりに出来てしまったことから、このまま定着したりして……。
 それはさておき、そんな明治公園で物欲に走った際、富山地鉄ブースにて鉄コレ第14弾のシークレットである14750形・オレンジツートン車が眼に入り、他の三種(=14710形2連・14750形雷鳥色)と抱き合わせで定価売りされていたではありませんか! そこで、既にシクレツートン14750形を1両持っている私は瞬間的に「うっ……これは是非1セット購入し、ツートン14750形を2連で運行できるようにしたい。単行運転や他の車種・色との混結は現役当時もちろん可能とはいえ、自室で転がす際には単行だと寂しすぎるんだよなぁ~。この点2連ならサマになるし、抱き合わせで付いてくる3両もフリーランス種車として大歓迎じゃ!」と計算し、目出度くお買い上げと相成ったのでした……(^^;)。



 ところが、帰宅後いざ開封してみるとビックリ! 何かの手違いで、ブルトレ色モハ14710の代わりに、シクレツートン14750形がもう1個入っているではありませんか!!\(^O^)/ というわけで、堂々のシクレツートン14750形3連が眼前に……!! 保育社刊『私鉄の車両・富山地方鉄道』の46~47頁に載っている、ツートン14750形3連の立山行き急行(夏のアルペンルート輸送の華!)の姿に、発売当時中学生だった私は完全に悩殺されたものですが (爆)、それが今やこうしてN模型として楽しめてしまうとは……しかもシクレ (*^^*)。クジ運の悪さが自慢の私ではありますが、たまにはこういう偶然もあるものだ……とニヤニヤ。
 もっともそうなると今度は、モハ14710が入っていないために、ブルトレ色のクハ10が相棒を失った状態に。まぁ、14710形マニアの私としましては、既にモハ14710+クハ10の組み合わせを4セット揃え、「夢の妄想8連をやったるわ!」という気構えでいるほか、さらに数両をフリーランスに回していますので、今回購入したクハ10にはそれほどこだわりはないのも確かです。そこで、この1両はフリーランス化決定!となったのですが、ふとひらめいて、シクレ14750形と同じくオレンジツートンを塗ってみることにしました (笑)。
 勿論、モハ14710形+クハ10形の非貫通姿は、実車ではブルトレ色と雷鳥色しか存在しませんので、ツートン旧塗装をこの顔に塗ればインチキ妄想フリーランスそのものです。しかし、名鉄から3800系を借り入れて改番せずに走り始めた当初はオレンジツートンを纏っていたようですので、決して完璧にインチキというわけではありますまい……(^^;)。そして妄想設定としまして、「14750形は14710形と比べて整備状態が良く、日車ロマンスカー世代のカルダン駆動車とも混結できるため廃車見送り→状態の良いクハ10を選んで残し相棒化→レトロ車人気に乗じてさらに延命し、旧塗装リバイバルの風潮に合わせてツートン復活、堂々のツートン4連でファンを悩殺! ○トーカ化レッドアローなんて眼中にないぜ! おけいはん色復活10030と大競演!」という過激ストーリーを描いてみました。まぁ、そこまで14750を延命させると、今度はシクレ14750のライトがNGになってしまうのですが……細けぇことは気にしねぇ!(^_^;)。
 でもって、実際の作業としましては、近似色としてタミヤのブライトオレンジ (TS-31) とフラットフレッシュ (TS-77) を購入し、サッとばらしてサッと塗り、GMのインレタを貼っただけのお手軽工作 (笑)。ひねりも何もありません……(^^;)。仕上がりは、昔のカラー写真(特に上記本)で眼にするツートン旧塗装の色味には非常に近づいたかな?と思いますが、鉄コレのシクレ塗装はさらに一歩ヌケが良い色味で、薄オレンジというよりも薄ピンクに近いビミョーな色ですので、やはり並べてみるとそれなりに違います (滝汗)。まぁ妥協しますかねぇ……。あとはGMで富山地鉄HMステッカーを購入し、それっぽい雰囲気を演出したいと思っております。

第四ジャカルタ炎鉄録 (14) JR203系マト68

2012-10-11 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 経済的な摩訶支那国(仏教用語)依存からの脱却が社会的要請として喧伝されている今日この頃ですが、そんな流れの中で注目度が赤丸急上昇となっている国の一つがインドネシアであると言えましょう。ただでさえ内需が旺盛で、人口構成における若年層の割合が高い「明日の国」であるだけでなく、かねてから日本との経済的結びつきも強く、日本に対する親しみの度合いも高い(但し第二次大戦時の歴史問題がないわけではない点は注意!)ことからして、安全保障の後ろ楯や経済的空間を欲する日本と、日本からの利益&技術誘導ならびに様々な協力を通じて発展の成果を全国に行き渡らせ国際的な地位の向上を図りたいインドネシアとの思惑が一致するのは、誠に時宜にかなったことかと思われます。
 そして昨日今日あたりのニュースを賑わせているのは、ジャカルタ首都圏インフラ整備のための3.4兆円投資計画が日イ両国の共同作業で立案され、うち1兆円は円借款を含む外国からの援助で推進されるという話題、そして日本の企業連合がジャカルタの鉄道整備に関わる一大計画を受注したという話題! とくに後者は、ブカシ線電車運行区間を、工業団地が林立しつつあるチカランまで延長すること (約17km)、信号システムを更新することに主眼が置かれているようです。



 もちろん、だからといってインドネシアの全てがバラ色で、日本の経済協力が全て万々歳と楽観視するわけには行かないのも確かです。インドネシアで急激なインフレによる賃上げ要求・労働争議が発生し、その構図そのものは摩訶支那国やベトナムなどで顕在化している問題とかぶりますし、他にも格差と宗教的過激派が結びつく可能性がある(既に散発的に宗教・宗派的マイノリティが圧迫され、狭い地域レベルで緊張が走る問題あり)など楽観視はできません。それでも、日本人のはしくれとしましては、日本のインドネシアとの関わりの深まりが、どこかの摩訶支那国のように単純に利益を貪るようなものに決してならず、インドネシアの様々な物事を尊重し、インドネシアがより良い方向で発展する中で日本も利益をシェアする……というものであって欲しいと思いますし、そうであってこそ摩訶支那国とは全く違った印象を国際社会にアピールでき、日本の永存とさらなる発展を図ることが出来るのだろうと思います。
 というわけで、ヘロヘロなブログの管理人らしくないお目汚しな雑言で大変恐れ入りますが、ジャカルタの電車シーンに触れたことがある人間にとっては非常に目出度いニュースが、摩訶支那国の現状への幻滅と全く対照的なかたちでドーンと出て来たことから、思わず嬉しくなってしまった……ということをご理解頂ければ幸いです m(_ _)m そこでとりあえず、画像の一つや二つはアップしなければ……と思いまして、203系マト68編成が活躍するシーンをアップしてみます (^^;)。明らかに日本技術な架線柱をバックに元気に快走中です♪


東急池上線90周年・7910F東横時代姿! (下)

2012-10-10 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 先日東急池上線にて運行された7910F「特別仕様」の懐かしい興奮が未だ冷めやらない今日この頃ですが、鋼製車が圧倒的に長い歴史を占めてきた池上線において単純に東横線仕様の7000系を再現しただけでは、必ずしも池上線開業90周年という趣旨にドンピシャで当てはまるわけではない……かも知れません (^^;)。そこで雪が谷の関係者の間でも、多少は池上線らしさを盛り込もうとしたのでしょうか、蒲田から折り返して来た1本目は、前後に池上線90周年記念HMを装着♪ この日は、雲の動きにヒヤヒヤさせられながらも晴れたため、個人的には蒲田行きの計2本に注力し、逆光となる五反田行きは「まぁ一応撮っておくか」という程度で臨んでいたのですが、雪が谷大塚以南でのHM装着は1往復目の五反田行きのみだったようですので、「撮っておいて良かった☆」という気分です (*^O^*)。



 しかし……上りの1本目をこんな感じで上手く (?) 撮ってしまったばっかりに、重大な油断をやらかしてしまいました……。この日は朝6時半に明治公園に到着し、コンビニで買ったパンをかじって以来、ひたすらヲタ祭り闘争→池上線沿線へ移動→撮影地確保に注力していたため、いつの間にやら昼メシを抜いており、2本目の蒲田行きがやって来る頃までには空腹の極みに達してしまったという……。しかも暑かったことから、あたかも断食期間中のジャカルタでの撮り鉄の辛さを思い出すような状況となってしまいました。そこで、2本目の蒲田行きをバッチリ撮影したあとは「これで満足じゃ」ということで電車に乗ってしまい、大井町線→田園都市線とうまく急行を乗り継いで、午後4時前、中央林間の箱そばにてようやく遅い昼食にありついたのですが、ふと「しまった!2本目の上りは雪が谷大塚幕ではないか!」ということを思い出したのでした (滝汗)。
 まぁたまにはそんなこともあるというわけで、これだけ撮れれば満足です (笑)。
 それはさておき、より「池上線リバイバル」らしさを目指すとすれば、いっそのこと上田の丸窓7200と同じく、7700系に紺+黄ツートンまたは東急グリーンの全面ラッピングを施すのが王道ではないか……と思うのですが、こんな妄想に耽っているのは私だけでしょうか?? (^^;)

鉄コレ阪神赤胴車3501形をN化する

2012-10-09 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 この連休の明治公園ヲタ祭りで発売された阪神7861形……実にうまい具合に車体の雰囲気が再現されており、今も武庫川線で現役な姿が思い出されてムフフ♪としてしまいますね……(爆)。そこで早速N化作業に取りかかりたいところですが、何と!今回のヲタ祭りに先立ち、2年前の日比谷公園ヲタ祭りで発売された赤胴車3501形が未だにN化されず、改造待ち車両を納めたTOMIXの車両ケース (ブック型ケースではなく、単品を購入する際に漏れなく付いてくるあのプラ箱)に眠ったままとなっていることに気づきましたので (滝汗)、ここしばらくヒマを見つけてシコシコとN化作業を進め、ヲタ祭りが終わった後の昨日ようやく完成しました (^_^;)。



 詳論するまでもなく、阪神3501形(両運バージョンは3301形) は、昭和30年代中頃に登場した本格派赤胴車であり、残念ながら関東民の私にとっては乗車の機会もないまま昭和の終焉とともに廃車となってしまいました (貧乏中学・高校生だった80年代は、釣掛に非ずんば乗り撮り鉄の対象ではなかったもので……^^;)。とは言え、如何にも昭和30年代然とした初期高性能車そのものという風情の丸みを帯びた車体に分散クーラーを載せて阪神間を疾走し、須磨浦公園まで足を延ばす姿を鉄道雑誌で眼にするにつけ、「嗚呼……私鉄王国関西は奥が深い! 単に国鉄・阪急・阪神が大激戦を繰り広げているだけでなく、車種もホントにいろいろだ……。とくに阪神はこんなに昭和30年代っぽい車両が大爆走しているとは……何だか京急みたいなだなぁ~」と思ったものです (笑)。
 そこで今回のN化に当たっては、そんな脳内の阪神特急イメージを再現するべく、苦心惨憺のGMインレタ貼り (3501形のものはないため、様々な形式から数字を拾い……特に正面は極めて微細なため眼が死亡 >_<;;)はもとより、GMの行先幕ステッカー貼り (これは印刷がキレイで貼りやすい一品)、同梱ステッカーと薄プラ板を使った特急HM貼り……を丁寧に進めまして、とりあえず4両が落成!! 
 うぉーっ!野球は阪神ファンではありませんが、脳内にはかの「六甲おろし」がガンガン鳴り響いて来ます……(笑)。本来邪道な方向転換で「特急HM並び」をやってみますと、何故か「バースかっ飛ばせバース♪」という気分にもなって参ります……(一体何時の話やねん ^^;;)。
 とまぁこんな感じでモチベーションが高まってきたところで、次は7861形のN化を進めて行きたいところですが、果たして何時完成することやら……(汗)。


鉄コレ小田急デニ1300をN化する

2012-10-08 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 毎年恒例・鉄道フェスティバルという名の鉄ヲタグッズ祭りに照準を合わせた、民鉄界の鉄コレ大攻勢……私も鉄コレの魅力に染まって以来、この時期は財布をすっからかんにする覚悟で臨むという、何ともカモにも程がある心理状態にさせられておりますが、今年は特に物欲を刺激させられましたね~(爆汗)。常連の関西勢に加え、今年は箱根登山が乱入、そして他の複数地方民鉄も鉄コレ通常版の自社ストックを明治公園にしこたま持ち込んで定価売りしたものですから、日頃のストレスを発散せんとする物欲行動が指数関数的に加速してしまったという……。
 というわけで、これまでの「鉄コレの秋」における個人的な購入分は、いつもお世話になっております「ぱれっと」様に依頼した南海も含めますと (南海も結局明治公園で余裕で買えたのですが、まぁそれはさておき)……阪神6両・阪急8両・南海8両・箱根登山10両 (そんなに買ってどうする……→夢のモハ1形堂々6連[爆]ほかフリーランス改造用 ^^;)・叡電2両 (既に手持ちの2両と合わせ夢の4連もしくは交換シーン♪)・富山地鉄釣掛4両 (シクレ14750も含むセットに眼がくらみ……^^;)・長電1500の4両 (フリーランス塗装変更用)……という凄まじい量となってしまいました。これで当分、フリー化種車も含めて楽しく鉄コレいじりライフを謳歌できそうですが、ふと我に返って手許の未N化・未改造ストックに眼をやりますと、昨年発売の南海1000系・東武6050系などなど、絶対これを楽しむぞ!と気合い充分で購入したものも含めて結構あるではないですか……(滝汗)。これはまずい……。



 そうなるのもひとえに多忙、そして様々な模型への浮気が招いた災いというべきであり、ここらで腰を据えてN化作業を積極的に推進して行かなければなりません。まぁ、N化する際の最大の問題は、一旦バラしてインレタを貼り、クリヤを吹いたのち改めて組み直すのに時間を要するということであり、それを省いてさっさと同梱ステッカーを貼るのみにすれば良いのかも知れませんが……ステッカーの境界線がどうしてもショボく見えてしまうことを考えますと、面倒でも必死にインレタを貼る方が後々の見映えが異なります。そして、半光沢を吹くことで、鉄コレ本体の見映えもグッと向上し、満足度が赤丸急上昇するという美味しさもあります。
 そこで、空気が程良く乾いた秋にふさわしく、鉄コレインレタ貼り&N化推進キャンペーンを進めて行くにあたり (果たして仕事と折り合いを付けながらどれだけ出来るのやら……)、第一弾として小田急グッズショップ企画・デニ1300に手を付けてみました♪ (前置き長っ! ^^;)
 このデニ1300、小田急沿線民でなければ全く馴染みがないかも知れませんが、1980年代前半までに小田急沿線で過ごした鉄道少年にとっては非常に親しみを覚える存在です。もともと小田急開業間もない頃に新宿~小田原・江ノ島直通用として製造された1300形は、他の同世代の車両が大型車4000形に機器流用改造される中、たまたま昭和30年代に大型両開き扉装備ボディに載せ替えていたために消滅を免れ、むしろそのデカい扉を活かして荷物電車、そして1980年代半ばに引退する末期には夕刊紙を各駅売店に輸送して回る「配送電車」として活躍していました。私が住んでいたところでは午後3時前後だったでしょうか、相模大野方から釣掛サウンドも高らかに、ラズベリー色の小さな電車がやって来るということで、一体何度線路脇にチャリを飛ばして、チョコマカと走る姿に見とれたことか……(遠い目)。
 そんなデニ1300が鉄コレになったこの夏、小田急グッズショップのニッチ過ぎる戦略に心から喝采し、狂喜のうちに予約開始日即予約を済ませたことは言うまでもありません (笑)。そして実物……余りにもリアルすぎて惚れ惚れです♪
 とはいえ、8月以後はインドネシア遠征をはさんでずっと忙しく……先日ようやく2両をN化した次第です。そして、1980年前後の江ノ島線常連 (要するに引退を控えた非冷房車の隠居所 ^^;) と並べてみてうっとり♪ あと2両をN化して、夢と妄想のデニ4連を実現したいのですが、道は遠い……です (^^;