小金沢ライブラリー

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SCP-1681~1690

2018年12月28日 | SCP紹介
SCP-1681 - American Idols (米帝の偶像)
特に旧ソ連諸国の1000人以上が参加する集会を介して拡散する聴覚的ミーム媒介物。感染者は話の最後に「結局のところ、俳優が国を導く時、熊は吼え猛るものなのだ」というフレーズを付け足し、それを聴いた人間の全てに感染する。感染者の約半数が次の段階へと移行し、自ら孤立し、意思疎通が困難となる。3~6日後に最も近くの高層ビルの屋上から投身自殺し、空中で複数の物体へと変身し周辺に落下する。物体は米国を象徴するような物品(自由の女神の像やビッグマック等)である

SCP-1682 - Solar Parasite (太陽寄生虫)
太陽に存在するプロミネンスに似た巨大な実体。全長はおよそ28,075kmと推定され、8~12ヶ月の潜伏と3~4ヶ月の出現を不規則に繰り返す。ある日、太陽から飛び出し太陽圏外へと飛び去った。SCP-028 (知識)でこのSCPについての知識を得た者は、あれは条虫であり給餌を終えたら帰ってくると語った

SCP-1683 - Moonstruck Bedroom (月の輝く寝室に)
オハイオ州のある住宅の子供部屋。内部に立ち入った者は永続的に天文学への興味を高め、天井に貼られた天体のステッカーが実際の星の配置に従って移動する。望遠鏡に触れると扉が閉まりカウントダウンが始まり、終了時に廊下が3,300℃まで加熱され、アポロ13号の発射音が響く。内部にいた人物と一部の物品(犬を含む)が消失し、2分後に上空で未確認飛行物体が観測される

SCP-1684 - Viral Realty (ウィルス不動産)
売家と購入希望者に影響する現象。売家の前に架空の不動産会社の広告が現れ、それを27秒以上見た家を探す人物は、売家を気に入り引っ越す。6~8週間後に住人と家具、肉眼の観察者が消失し、家の所有権は元に戻り、失踪者の記録や資産が抹消される。ウエストバージニア州の巨大な倉庫で失踪者と家具が発見されたが、彼らは自宅で幸せに暮らしていると答えた

SCP-1685 - View Points (星見台)
外宇宙に繋がっている扉。世界中でいくつも発見されており、繋がっている宇宙空間は未知の透明な素材で覆われている

SCP-1686 - Fishy Rain (魚雨)
サウスダコタ州のある地域。20~50日ごとに積乱雲が発生し、内部で異常な海洋生物を生成し雨のように降らせる

SCP-1687 - The Violin (バイオリン)
古びたバイオリン。他の楽器とともに演奏するとその品質に合わせて修繕される。たとえばオーケストラの一部に組み込まれると17分で世界最高の品質にまで向上する。しかし演奏を終えると徐々に元の状態に戻り、さらにともに演奏した楽器から音楽性が失われ、曲を奏でても生物には音楽として認識されなくなる

SCP-1688 - Brain Storm (ブレイン・ストーム)
アメリカのある地域に絶えず発生している雷雨。周囲の気候が雷雲の形成に適していると、より人口の多い地域に移動する。雷は人間や、間接的に人間に落雷する物体を狙って落ちる。落雷の生存者は寝食を忘れて、複雑かつ不可解な機械を作るようになる

SCP-1689 - Bag of Holding Potatoes (ジャガイモ入れの袋)
約200個のジャガイモの入った袋。隙間があると新たにジャガイモを生成するため無尽蔵に取り出せる。内部はジャガイモで埋め尽くされた広大な異次元空間に繋がっている

SCP-1690 - Sentimental Sushi Man with a Wasabi Sculpture (センチメンタルな寿司男 ワサビ像を添えて)
身体が酢飯や海苔、魚の切り身といった寿司の材料で出来ている人型生物。ワサビで作った女性の像を所持し、像を引き離すと嘆き悲しみ身体が崩壊して行く。身体の部品はひとりでに補充され、それを使用して作った寿司を像に捧げたり、周囲の人々に勧める
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