「呉書」に曰く。
孫和(そんか)は後継者争いを引き起こした罪で長沙へと追放された。
船で向かう途中、カササギ(鵲)が帆柱に巣を作った。側近たちは「孫和様の立場が不安定で、平穏が長く続かない予兆ではないか」と危ぶんだ。
一方で「鵲巣」という詩に「徳行を積み功を重ねて、爵位を迎えとる」とあることから、孫和は徳も功もあり、長沙への追放も名目上は爵位を与えられたのだから、祝福されているのだと言う者もいた。
だが翌年、孫和は謀叛の嫌疑をかけられ、自害を命じられたという。
孫和(そんか)は後継者争いを引き起こした罪で長沙へと追放された。
船で向かう途中、カササギ(鵲)が帆柱に巣を作った。側近たちは「孫和様の立場が不安定で、平穏が長く続かない予兆ではないか」と危ぶんだ。
一方で「鵲巣」という詩に「徳行を積み功を重ねて、爵位を迎えとる」とあることから、孫和は徳も功もあり、長沙への追放も名目上は爵位を与えられたのだから、祝福されているのだと言う者もいた。
だが翌年、孫和は謀叛の嫌疑をかけられ、自害を命じられたという。