小金沢ライブラリー

ミステリ感想以外はサイトへ移行しました

ミステリ感想-『叛徒』下村敦史

2015年02月13日 | ミステリ感想
~あらすじ~
通訳捜査官の七崎隆一は、かつて同じ通訳捜査官で義父の不正を告発し死に追いやった。
以来、家庭は荒れ裏切り者として署内での立場も失っていた七崎は、息子の部屋から血まみれのジャンパーを発見。
それは中国人殺害現場から逃走した容疑者が着ていたものと酷似していた。


~感想~
江戸川乱歩賞を射止め各種ランキングでも上位に入った「闇に香る嘘」に続く、受賞後第一作。
デビュー作と同じく描写は丁寧で伏線も豊富、丹念な取材の跡もうかがえる。何より通訳捜査官という存在すら知らなかった役職が実に興味深い。
だがなんとも褒めづらい作品で、まず事件の構図も主人公の置かれた環境も非常に複雑ながら、終わってみればありえないくらい何もかも上手いことまとまってしまうのが納得いかない。収まるべき所に収束したというよりも作者の手の内で転がされた感が強く、全てが人工物に見えてしかたがない。
主義主張がブレッブレの暴走主人公を筆頭に、テンプレ的に嫌な上司、勝ち気な女捜査官とキャラに魅力も乏しい。特に女捜査官は完全に女が嫌う女、それも女が「女が書けてない」と叩く方の女で、そこまで女描写が悪くなかったのに横山秀夫があれだけ無軌道に叩かれたなら、本作もメジャーになったら袋叩きになるだろうことは想像に難くない。
また伏線に関しては通訳捜査官という題材を活かした面白いものながら(以下ネタバレ→)P122で田丸が行方不明の工員の名前だけ聞いて「失踪した彼女」と性別を特定しているのが、田丸が中国語を理解している証拠として使われるのかと思いきや全く触れられなくて驚いた。これは見落としではなかろうか。


15.2.6
評価:★★☆ 5
コメント

ミステリ感想-『粘膜蜥蜴』飴村行

2015年02月12日 | ミステリ感想
~あらすじ~
大病院の気ままな御曹司・月ノ森雪麻呂はもののはずみで級友を殺してしまう。
死体処理を命じられた堀川真樹夫は夢の中で出征中の兄に頼み込み、蜥蜴人間の不思議な力で級友を甦らせ……。

09年日本推理作家協会賞、このミス6位、文春7位


~感想~
端的に言って「すげえ嫌な話」で非常に楽しめた。
ホラー小説だが、戦時中を舞台に、不思議な力を持つ蜥蜴人間が現れるものの、その周囲を除き飛躍した設定はあまりなく、ホラー・SF・戦争物になじみのない読者でも問題ない。
むしろ容赦のない人体破壊を筆頭としたエロ・グロ・バイオレンスや、9割がクズか狂人の登場人物、ボンボンと取り巻きの珍騒動→ゲリラとの熾烈な戦い→恐怖の肉食虫は実在した!→御曹司の変態SEXと脈絡なく展開する、ほとんど趣味だけで書いてるような物語こそ取り扱い注意。
だが最後の最後に日本推理作家協会賞の名に恥じない……とまでは言わないし、意外性にあふれることよりもとにかく「すげえ嫌な真相」が待ち受けており大変満足できた。
直前に読んだのが東野圭吾「ゲームの名は誘拐」で、それに感じた不満が本作で吹き飛んだのも大きい。読者は選ぶが一読の価値ある「嫌な話」である。


15.2.2
評価:★★★☆ 7
コメント

ミステリ感想-『ゲームの名は誘拐』東野圭吾

2015年02月11日 | ミステリ感想
~あらすじ~
取引先の重役・葛城の命令でプロジェクトから外された広告プランナーの佐久間は、酔った勢いで葛城邸に押しかけ、家出してきたその娘に出くわす。
利害の一致した佐久間と彼女は、結託して葛城に狂言誘拐というゲームを挑む。

03年このミス11位


~感想~
東野圭吾の作品は普通に楽しく読み終えた後に、まったく感想がわかなくて困るケースがままあるのだが、今回もその一例だった。
一言で言えば理系変人クズの主人公に魅力は薄く、ヒロイン兼共犯者(映画版では仲間由紀恵が演じたとか。何このTRICK番外編)は共犯者としても偽被害者としても自覚に乏しく終始イラつかせる存在。
狂言誘拐のパートはわりとどうでもよく、話の本筋は誘拐事件が終わってから。意外な展開が待ち受けているが、やっぱりそう来たかと思う程度の真相で、最後まで面白くは読めたものの、誘拐物として取り立てて優れた点はない。

なにより読者として不満に思うのはやはり(以下ネタバレ→)地獄に落ちるだろうと思っていたクズ主人公が、地獄どころか無事に逃げおおせ、お小遣いももらった挙句に棚ぼた的な写真一枚撮っただけで宿敵にも認められ大勝利! という悪夢のような展開だろう。
最終的に勝利する悪役には、勝利に納得するだけの魅力が欲しいものだがこいつ完全に小物だもんな……。



15.1.31
評価:★★☆ 5
コメント

ROYAL RUMBLE 2015感想

2015年02月10日 | 今週のNXT
ニューエイジ・アウトローズ(ビリー・ガン&ロード・ドッグ) VS アセンション(コナー&ビクター)

さすがビリーとロード・ドッグは短時間ならまだまだキレッキレの動きを見せられる。
アセンションをPPVデビューさせるためだけの試合だったが、第一試合の重責はとりあえず果たせていた。


WWEタッグ王座戦
ウーソズ(ジミー・ウーソ&ジェイ・ウーソ) VS ミズ&ダミアン・ミズドウ

ミズドウの人気が圧倒的すぎる。近年のWWEの台本の中でもダントツで頭おかしい良いキャラだし、コピー元としてミズもベストチョイス。
試合は終盤、恐ろしいほどグダグダになってしまい、せっかくのミズドウもろくに展開に絡まずと、とてもPPVの大一番を名乗れる内容ではなかった。


ナタリヤ&ペイジ VS ベラ・ツインズ(ニッキー・ベラ&ブリー・ベラ)

こちらは試合時間が長すぎ。もっと交代をひんぱんに繰り返し流れを作れれば良かったし、容易に流れを作れるメンバーを揃えておきながら、ナタリヤを延々と孤立させる脚本で全てを台無しにした。
まさかのエルボースマッシュでの決着も意味不明。PPVでやる意味は全くなかった。


WWE世界王座3WAYノーDQ戦

ブロック・レスナー VS ジョン・シナ VS セス・ロリンズ

シナの入場時に浴びせられる「S●CK」チャントはカート・アングルの場合とは完全に別物。
勝てばリック・フレアーに並ぶ16度目の戴冠という話はもはやフレアーに対する侮辱以外の何物でもない。
唐突に放ったみちのくドライバーは何だったんだあれ。

だが試合は実に良かった。シナの試合に(シングル戦ではないとはいえ)名勝負チャントが飛んだのはいつ以来だろうか。
レスナーを到底一人では倒せない化け物に設定し、二人がかりかあるいはレスナーを排除して二人きりで決着させるしかないという展開で見事に盛り上げた。
なんといってもセスの働きが素晴らしく、経歴では遠く及ばない二人の間に割って入り存在感を見せつけた。レスナーへの場外ダイビングエルボーは空中姿勢こそHBKやシェイン・マクマホンには劣るが、高さと威力では完全に勝っていた。レスナーのアバラを折ったというのも事実かもと思わせる。メインのロイヤルランブル戦より盛り上がった王座戦は久々だった。


ロイヤルランブル戦

バティスタが勝つとわかりきっていた去年よりは総じて良かった。確かにダニエル・ブライアンの出番も敗退も早すぎたし、ローマン・レインズが勝つ展開も途中で見え見えになったが「クソ試合」と吐き捨てるほどではない。フィラデルフィアの観客がわがまますぎる。
サプライズ枠の三人はいずれも予想外でそれぞれに見せ場がたっぷりあり良かった。(ブギーマンは現在の基準ではミミズは出せないだろう)

最後の「そういえば親戚だった」以外に全く脈絡のないロック様の登場は、ロックの無駄遣いもいいところだった。レッスルマニアのオーソリティー戦にロックが加わるとも思えないし、観客の不満を抑えるために応急処置で出した感が。
ルセフの奇襲はサンティーノ・マレラの焼き直しの挙句ルセフのキャラにもそぐわず、マレラがあれをやったのだってたかだか数年前のこと。オマージュにしても早すぎて全くの意味不明。

それにしてもあいかわらずスイッチャーが無能なのは本当にどうにかならないのだろうか。後半にかけてリング中央で大技を決めているのに気づかず、動きのないコーナーを映す場面が多々あり目に余った。番組の前半はほとんどミスが無かっただけに、単に集中力が切れていたとしか思えない。

個人的には30番手でアンダーテイカーが現れて勝利し、レッスルマニアでレスナーと再戦を期待していたのだが、どうやら復帰できるかどうかも怪しい。復帰したところで連勝記録が止まったのにレスナー以外と戦う理由がわからないし、ここで勝つしか無かったと思うのだが。
コメント

今週のキン肉マン #119 悪魔将軍の狙い!

2015年02月09日 | 今週のキン肉マン
・始祖(オリジン)だけを殺す機械かよ!
・超人預言書くらい唐突に出てきた超人閻魔黙示録
・ダンベル揃えたらどうやって始祖が死ぬのか理屈はわからんがとにかくすごい装置だ
・でもダンベル揃えるためには閻魔以外の全員を殺す必要があるんじゃ、結果的に閻魔だけを殺す機械かよ!
・将軍様がかつての同胞を容赦なく殺しているのは最後には自分も死ぬからなんだな
・シルバーマンのダンベル持ち出してるけど許可は取ったのだろうか
・満身創痍のニンジャに引きかえ無傷のサンシャインはさすが悪魔六騎士の首領格
・今の世代の超人とは戦わないって鬼たちは殺しまくってるけどいいんですか将軍様
・鬼は超人じゃないからセーフ
・ネメシスが軽く将軍にひねられたがちゃんとアバラが痛むフォローが入った
・谷底に落ちてから13試合やる時間があったのにまだ谷底でグロロー言ってるだけの武道
・ピラミッド突入からリング到着まで5試合かかったウォーズマンをも上回るウスノロっぷり
・ウルフマン読み切りは立ち読みしちゃったよ……
コメント

今週のNXT #261

2015年02月07日 | 今週のNXT
NXTタッグ王座戦
ルチャ・ドラゴンズ(シン・カラ&カリスト) ×-◯ ウェズリー・ブレイク&バディ・マーフィー
(ブラインドタッチ→ロールアップ)王座奪取

いつもながら初勝利を挙げただけで挑戦できるWWEのベルトの価値に草生える。
しかし現王者のカリストもデビュー二戦目でタッグ王座戦にこぎ着けており、文句は言えないだろう。

まずはシン・カラがつかまるも、例のスクールボーイの体勢から豪快に投げっぱなすルチャの秘技で脱出。交代したカリストは空中技の連打からサンセットボムでマーフィーを叩きつけるも、ブレイクがギリギリでカット。
シン・カラはブレイクを場外に落とすが追撃に失敗してダウン。カリストは必殺のサリダ・デル・ソルでマーフィーをしとめるが、直前にブレイクがブラインドタッチしており、すかさず背後から丸め込んで3カウントを奪ってしまった。
まだチーム名も必殺技も決まってないブレイク組のまさかのタイトル奪取に客席は沸き返った。


NXT王座#1トーナメント一回戦
エイドリアン・ネヴィル ◯-× タイソン・キッド
(レッドアロー)

タイソンの入場中に画面が乱れ「ソロモン」の名が一瞬映った。ハウスショーには出ていたがTVマッチには未登場のソロモン・クロウ(サミ・キャラハン)がいよいよデビューするようだ。

ネヴィルとタイソンへの歓声が交互に飛び交うなか、まずはネヴィルが空中技で先手を取るが、場外に逃れたタイソンはリングに戻らず10カウントを取られないようにしながら間合いを測る。
焦れたネヴィルが追撃すると隙をついてヘッドシザーズで鉄階段へ叩きつけ形勢逆転した。
ネヴィルはノータッチトペと足技で反撃を試みるが、頭痛に苦しみたたみ掛けられない。
互いに大技を返されあって事態は膠着しかけたが、ネヴィルはタイソンの突進をかわしコーナーへ衝突させると、好敵手サミ・ゼインのお株を奪うような串刺しハイキックを喰らわせ、すかさずレッドアローを決めて勝利した。


シャーロット&ベイリー △-△ サーシャ・バンクス&ベッキー・リンチ
(乱闘によりノーコンテスト)

ベイリーは先週シャーロットを襲ったことを忘れたようにいつものフェイスっぷりで入場。
シャーロットも細かいことは気にせず普通に連携して戦うが、終盤にサーシャがターミヌースを浴びせてシャーロットをカバーすると、カットに入ったベイリーのパンチがシャーロットに誤爆。
この日のベイリーは全般的に雑でぜんぜん誤爆したように見えなかったがとにかく誤爆し、シャーロットと殴り合いに発展。それに乗じてサーシャ組が襲いかかると収拾がつかなくなり試合はノーコンテストとなった。


NXT王座#1トーナメント一回戦
バロン・コービン ◯-× ブル・デンプシー
(エンド・オブ・デイズ)

無敗対決に続き早くも二戦目。グレート・カリに勝るとも劣らない技の引き出しの少なさを見せつけ、コービンがデンプシーを軽くひねった。無敗対決の前はあんなに煽ったのにこれでいいのか。


・サミ・ゼイン VS ケビン・オーエンズの調印式

冷静に考えるとノンタイトル戦なのになぜ調印が必要なのか意味がわからないが、そんなことを気にしていたらWWEは観られない。
ウィリアム・リーガルGMが仲介を務め、まずはゼインがサインし「12年間の関係はこれで終わりだ」とオーエンズに訣別を宣言した。
だがオーエンズは今になって「王座戦に変えろ」とゴネだし、ゼインもそれを承諾。先週は「実績のないオーエンズ相手には認めん」と言っていたリーガル卿もすんなり変更を認め、NXT王座戦が決定した。
ゴネ得であっさり賭けられてしまうベルトの価値を気にしていたらWWEは観(以下略。
コメント

今週のキン肉マン #118 新たなる闘いの序曲!

2015年02月03日 | 今週のキン肉マン
・ネメシスの行き先は意外にも超人墓場だった
・あやつの玉座の冠が超だせえ
・やだ…座ってる将軍様かっこよすぎ…
・もう将軍様ずっと見てられる。ロウソクの灯りでできた陰影がまた超素敵
・読み切りでシルバーマンはキン肉族の始祖と示唆されていたが、本編でもあっさり明かされた
・ジャスティスマンだけそっぽ向いてるのが意味深
・これカピラリア七光線から守られてる時の図だと思うが、なんでみんな偉そうなんだよww
・将軍様、わずか一週であやつの株を爆下げすることに成功
・真実の口も完璧超人由来
・あやつが変わり果てた証拠を見せようにもダンベルが集まるのはシリーズ最終回なんだが
・さすがに将軍とネメシスの対決は無さそうか
・次の対戦形式にすら触れられない説明回だけどこれだけ面白い今のゆで
コメント

今週のNXT #260

2015年02月02日 | 今週のNXT
・2月11日特番決定

ウィリアム・リーガルGMから2月11日にNXT TAKEOVERの開催と、それに向けてNXT王座挑戦権を賭けたトーナメントを行うことと、今回の女子王座戦が発表された。


サミ・ゼイン --- タイ・ディリンジャー
(ゴング前にゼインが襲いかかる→試合不成立)

先週ケビン・オーエンズに2度目の襲撃をされたゼインに試合をする気はなく、ゴング前に飛びかかるとディリンジャーを場外へ放り出し、オーエンズを呼び出した。
そしてゼインはなだめに現れたリーガル卿をなかば脅し、特番でのオーエンズとのノンタイトル戦の約束を取り付けた。


NXT王座#1トーナメント一回戦
フィン・ベイラー ◯-× カーティス・アクセル
(ダイビングフットスタンプ)

トーナメントの決勝は特番で行われるのだろう。エイドリアン・ネヴィルとフィンあたりが残り、優勝者とオーエンズを交えた三つ巴戦になるか。
試合はロープに逃げてのせこい前蹴りでペースをつかんだアクセルが中盤にかけて支配するが、何がしたいのかよくわからなかった飛び技を自爆すると、フィンのペレキック→スリングブレイド→ドロップキックから必殺技を流れるように被弾しあっさり決着した。


NXT女子王座戦
シャーロット ◯-× サーシャ・バンクス
(ベッキーの乱入により反則)防衛成功

NXT名物となった感もある早くも3度目の王座戦。
つかみ合いから二人揃って場外に落下し、どちらかというと悪い落ち方をしたシャーロットのほうが平然と立ち上がる。
そこにサーシャのセコンドのベッキー・リンチが背後から襲いかかるが、シャーロットは冷静にかわして排除。王座戦をフイにされかけたサーシャは友達を選んだほうがいい。

しかしリングに上って仕切り直したのもつかの間、ベッキーが乱入し反則裁定が下った。
サーシャはなぜかベッキーに怒る素振りもなくシャーロットを二人がかりで痛めつけるが、そこにベイリーが駆けつける。
ヒールターンしそう感をプンプンさせるベイリーは周囲の期待通りシャーロットを襲い、リーガル卿は次回特番で4人による女子王座戦を決定した。


ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ) ×-◯ ウェズリー・ブレイク&バディ・マーフィー
(リング下からマーフィーがキック)

まずはビレインズがマーフィーを自陣にとらえ巧みなタッチワークで優勢に。
マーフィーは本日2回目のツープラトンをかわすと、背後から突き飛ばすという斬新な攻撃でゴッチを転ばせブレイクに交代。パワースラムはゴッチにカットされるが、レフェリーがゴッチをコーナーに戻している隙にマーフィーがリング下からせこいキックをイングリッシュに浴びせ、待望の初勝利を挙げた。


NXT王座#1トーナメント一回戦
ヒデオ・イタミ ◯-× タイラー・ブリーズ
(ドロップキック)

今回もドミニカ在住と紹介されたブリーズは、入場時から正体不明の何者かに監視されておりいかにも負けそうな空気が漂う。
ヒデオは当たれば即決着のハイキックを連発しブリーズを牽制。足技で先手を取りかけるが、ブリーズはタイツをつかんでコーナーにぶつけペースを握った。
日本のレスリングとの違いを聞かれた解説のジェイソン・アルバート(ジャイアント・バーナード)が「リングの大きさとスタイルが違う」と脱力の答えを返すなか、ブリーズは悠々とスリーパーでヒデオを絞め上げる。
ヒデオはわずかな隙をつき反撃に乗り出すがブリーズのスーパーモデルキックを被弾。意識が飛ぶものの罵倒されながら殴られると正気を取り戻し、ブサイクへの顔面潰しからドロップキックの連発でたたみ掛け一気に勝負を決めた。

これまでのヒデオの試合の中で一番良かったが、対戦相手のブリーズによる所が大きいし、いいかげん必殺技を一つに決めたほうが良い。
次回はフィン・ベイラーとの相棒対決らしいが、go 2 sleepでも解禁しない限り勝利の目はないだろうな…。
コメント

2月の新刊情報 ※3/9更新

2015年02月01日 | ミステリ界隈
1日 新潮文庫
島田荘司 ロシア幽霊軍艦事件
島田荘司 御手洗潔と進々堂珈琲(※追憶のカシュガル 改題)

4日 小学館
乙一 花とアリス殺人事件

4日 講談社ノベルス
早坂吝 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

6日 文春文庫
横山秀夫 64 上・下

10日 光文社文庫
連城三紀彦 青き犠牲
鮎川哲也 翳ある墓標
葉真中顕 ロスト・ケア
石持浅海 玩具店の英雄

13日 講談社文庫
薬丸岳 ハードラック

18日 光文社
伊坂幸太郎 火星に住むつもりかい?
河合莞爾 粗忽長屋の殺人

18日 双葉社
小島正樹 呪い殺しの村

25日 原書房
鳥飼否宇 絶望的

25日 角川文庫
倉阪鬼一郎 迷い人 品川しみづや影絵巻

25日 中公文庫
京極夏彦 オジいサン
西澤保彦 幻想即興曲

27日 創元推理文庫
近藤史恵 ヴァン・ショーをあなたに

27日 講談社ノベルス
西尾維新 悲録伝
コメント