小金沢ライブラリー

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SCP-1771~1780

2019年04月15日 | SCP紹介
SCP-1771 - Seasonal House
未翻訳

SCP-1772 - "Egg" Allergy ("Egg"アレルギー)
西英辞典の原稿。知らない言葉を訳すために調べると、その言葉を読み書きしたり聞いたりするとアレルギー反応が起こる。原稿には誤訳があり、その部分を調べるとさらに強烈なアレルギー反応をもたらす

SCP-1773 - Gumi Beeps (ビリビリグミ)
クマムシの一種。グミそっくりの外見・匂いに成長し、食べると胃を噛まれる

SCP-1774 - The Proof's Equipment
未翻訳

SCP-1775 - Retail Specters (小売店の幽霊たち)
1979年に閉店したデトロイトの廃デパート。月~土曜日の9時~20時の間、内装が営業中の状態に戻り、幽霊たちがまるで客がいるように働く。時折、異常な反応をすることもある

SCP-1776 - The Patriot's Folly (愛国者の愚行)
ユーゴスラビア国旗。国軍や国軍と同様の訓練を受けた軍事組織の構成員が見ると、自軍の旗と認識する。同時に旗の周辺にいる人物を敵対組織と見なし、旗を奪取するために軍事行動を起こす。旗を得るとそれを目立つ場所に掲示するため影響者が爆発的に増え、しばしば暴動に発展する。旗が視界から除去されるまで効果は続く

SCP-1777 - Kings Cave (王の洞)
スコットランドの「王の洞」と呼ばれる洞窟。歴代イギリス国王の直系の子孫が中に入ると騎士の亡霊が現れ声を掛ける。ある人物に剣を渡し、現象は終息した

SCP-1778 - Engine Parasites
未翻訳

SCP-1779 - Dime Consumers (金喰い爬虫)
硬貨を食べる爬虫類。骨格は硬貨から抽出された金属によって構成され、硬貨の種類によって成長度合いが異なる

SCP-1780 - The Temporal Anomalies Department (時間異常部門)
財団で使用されるオフィス用ネームプレート。存在しない「時間異常部門」という部署と、存在しない博士の名が書かれている。適切な台に入れると3m以内の扉が未知のオフィスに繋がる。内部構造や物品は基本的に共通しているが、稀に財団職員と思われる人物や奇妙な物品が現れる
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今週のキン肉マン #281 揺らぐ天守閣!!

2019年04月15日 | 今週のキン肉マン
・オレはザ・マンとさえ対等に闘える!
・今の私なら烈海王にだって勝てる!
・フェニックスは知性の神というハンディを抱えていたからね
・ナンバー1だと小物になるけどナンバー2だとこの上なく輝くフェニックス
・ザ・マンが味方だと言われたアリステラの顔最高
・セリフがなくても「何言ってんだお前」と絶対言ってる
・レコード聴くなwwwww
・更新忘れててTwitterのTLでザ・マンがレコード聴いてると見た時は目を疑った
・スグルとわかりあったけど今すぐ根絶やしにしようとするネメシスwww
・サダハル大叔父さん頼むから自重して
・あとサタンバリアに囲まれてるけどどうやって出て行くつもりですか
・バリアに囲まれた時には檻がなかったら後から造ったらしい
・このレコードはアカシックレコードかもしれないというイカれた分析が普通に飛び出す肉世界のすごさ
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SCP-1761~1770

2019年04月12日 | SCP紹介
SCP-1761 - The Republic of Arnold Fitzwilliams (アーノルド・フィッツウイリアムズ共和国)
アーノルド・フィッツウイリアムズ共和国を名乗る白人男性。共和国の通貨や公文書を生成する。必要に応じて外交官をどこからか呼び寄せたり、国境封鎖を宣言し1m以内に近寄れなくすることも出来る

SCP-1762 - Where The Dragons Went (ドラゴンの逝く場所)
「ドラゴンはここに居る」と書かれたダンボール箱。稀に中から折り紙のドラゴンが50~400体ほど現れる。ドラゴンは周囲を戯れ、全員が戻ると蓋の上にメッセージが現れる。仲間割れを起こし異常性は失われ、箱も崩壊した

SCP-1763 - Found Space Theatre (小宇宙劇場)
ニューヨークのある地下室。小劇場風の内装で、月の最後の週の月曜日から土曜日に異次元から現れる劇団がショーを披露する

SCP-1764 - DARD Information Restrictions Apply (DARDによる情報制限を適用)
金属板。これに関する説明文が別世界の調査機関であるDARDのものに置き換わる。DARD側には財団の記事が見えており、その記述から彼らは財団をはるかに上回る魔法的な技術を持っていると思われる

SCP-1765 - Sisters (姉妹達)
3体のおぼろげな影。時間・物理歪曲能力を持ち、財団施設を占拠し、手伝いと称して奇妙な実験を繰り返す

SCP-1766 - Radar Signature (機影)
アメリカ南東部で航空管制レーダーにのみ現れる異常。数十年前に消息を絶ったセスナ機と識別され、影響を受けた航空機は、この存在しない機影を回避しようとして他の航空機と空中衝突する

SCP-1767 - An Urban Slump (都会の荒廃)
イギリスのシティ・オブ・ロンドンのある区画。貧困状態の居住者の生活環境を悪化させ、建物の内部構造が縮小する。さらに土やコンクリートの身体を持つ人型生物が現れ、建物を破壊したり汚染する

SCP-1768 - Floor Games (踏んだら死亡)
道路や床の一部分。踏んだ歩行者に様々な危害を加える。現在5つ発見されており徐々に危険度が増している

SCP-1769 - The Beloved
未翻訳

SCP-1770 - The Maker of Chains
未翻訳
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ミステリ感想-『開化鐵道探偵 第一〇二列車の謎』山本巧次

2019年04月11日 | ミステリ感想
~あらすじ~
明治18年、大宮駅で脱線事故が起こり、車内から千両箱が発見される。
小判は小栗上野介の隠し財宝なのか? 脱線事故の下手人は?
井上勝鉄道局長は、元八丁堀同心の草壁と鉄道局員の小野寺に再び捜査を命じる。
開化鐡道探偵シリーズ第二弾。


~感想~
前作も良く出来てはいたもののこれがなぜ2017年にこのミス10位にという驚異的な地味さだったが、本作はそれに輪を掛けて地味。超地味。正直言ってミステリ的には自分には何をどう楽しめばいいのか見当もつかない。
扶桑社の昭和ミステリ秘宝でももう少し派手だと思うくらい地味で、ワトスン妻の綾子の活躍も某月輪龍太郎夫人と比べては余りに地味でキャラも薄い。それはまだしも真相も「ドキッ!丸ごと脇役!モブだらけのオリエント急行」みたいな真相ではっきり言ってどうでもいい。

まかり間違っても今回こそはこのミスにランクインすることはないだろうが、ちょっと真剣にミステリとしてどこをどう楽しめばいいのか識者に伺いたいくらいである。鉄道とか時代背景とかはまあそれなりに楽しめたが、たとえば読んで一週間後に読者へ犯人が誰だったか聞いたら、正解できるのは半数に満たないだろうと思えるほどで、まさか第二作でミステリとして前作を大幅に下回って来るとは思わなんだ。
作者の鉄道愛はもう十分に伝わったので、次回はもうちょっと事件と解決の方にも注力してもらいたいものである。


19.4.9
評価:★ 2
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ミステリ感想-『日本推理作家協会賞 受賞作全集76 短篇集Ⅳ』

2019年04月10日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
小池真理子「妻の女友達」89年短編賞
市役所戸籍係の広中肇は、妻との平凡だが静かな生活を満喫していた。
だが妻の旧友で作家の女が現れ、傍若無人な彼女に振り回された肇は殺害を決意する。

鈴木輝一郎「めんどうみてあげるね」94年短編賞
託老所に入れられた中村きん。そこには老人たちを世話する不思議な少女がおり…。

斎藤純「ル・ジタン」94年短編賞
売れっ子ミュージシャンのレイコのアルバム撮影のためフランスを訪れた一行。盲目のギタリストがネオナチにギターを奪われた騒動に巻き込まれ……。


~感想~
日本推理作家協会賞の短編賞を集めたアンソロジー。読んだことのない作家ばかりだったので購入した。
小池真理子「妻の女友達」は西澤保彦のデビュー作にされたのと同様の「こんな理由で人を殺す奴はいねえよ」というツッコミに目をつぶれば佳作。ただ2時間ドラマ的な話で、意外性は全く無い。

鈴木輝一郎「めんどうみてあげるね」は目をみはる伏線はあるが不穏な空気を活かしきれず、中途半端な印象。魅力的なタイトルを超えられなかった。

斎藤純「ル・ジタン」が収録作中では最も面白く、全然ミステリではないのだが並の作家ならそこそこの長編で書くような濃厚な内容を、中編程度の分量に圧縮した贅沢な作品で、タイミングさえ合えば映画化なりされていただろう。

傑作こそないが読む機会の少ない短編賞は貴重で、知らない作家ばかりなら読む価値のあるアンソロジーである。


19.4.2
評価:★★☆ 5
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オカルト三国志  自称仙女の水

2019年04月09日 | オカルト三国志
「正史 明帝紀」に曰く。
235年、寿春の農民の妻が、自分は天の神によって遣わされた仙女で、王室を守り、邪気を祓い幸福をもたらさねばならないと言い出した。
病人に水を飲ませたり、傷口を洗ってやると治癒する者が多かったため、彼女を宮殿に招き、屋敷を建てて住まわせてやった。
ところが239年、皇帝の曹叡(そうえい)が病に倒れた時、彼女の水を飲ませたが全く効果がなかったため処刑されてしまった。

(ちくま版1巻274P)
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今週のキン肉マン #280 終末の奥義!!

2019年04月08日 | 今週のキン肉マン
・オメガにとってのキン肉マンであるアリステラは超人強度を上げる能力持ち
・自分以上の超人強度の相手と戦うことでアップさせている?
・それともサタンと契約して敵を倒すごとに超人強度を上げてもらっている?
・それはないか
・相変わらず超人強度を上げるしか能のない知性の神
・95万パワーのフェニックス「マッスルリベンジャーの一撃必殺狙い」
・知性の神が憑依したフェニックス「マッスルリベンジャーの一撃必殺狙い」
・アリステラに友情パワーまで発動された知性の神が憑依したフェニックス「マッスルリベンジャーの一撃必殺狙い」
・なんとかの一つ覚え
・知性の神を倒せる≠ザ・マンを倒せるなんだよなあ
・ここでソルジャー!!
・アタルでも真ソルジャーでもどっちでも楽しみすぎる
・みんな今さら真ソルジャー来ても…と思ってるようだが、あいつなら躊躇なく残虐の神を憑依させてそうだから1億パワーだぞ
・素のアタルにチームもろとも秒殺された1億パワーだけどな
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オカルト三国志  巨大な宝石が現れる 4

2019年04月06日 | オカルト三国志
不思議な宝石に対する当時の人々の解釈も書かれている。

魏の臣下の高堂隆(こうどうりゅう)は石について「古代の王や聖帝も受けたことのない名誉で、我が国の幸運の印である。宮殿の東の壁に保存し代々受け継ぎましょう」と言った。
川から現れた図は帝王が受け取るというならわしが当時あった。

一方で高名な学者の張臶(ちょうせん)は内密の話としてこう言った。
「そもそも神の御業は未来を予告するもので、過去を暗示しない。瑞兆が現れ、その後に興廃が起こるのだ。既に漢は滅び、魏の時代になったのだから、この石は魏の誕生を祝うものではない。将来に起こることを暗示しているのだ」
まさしく石は魏の滅亡と晋の誕生を予告するものだった。

(ちくま版2巻365P)
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オカルト三国志  巨大な宝石が現れる 3

2019年04月05日 | オカルト三国志
巨大な宝石の逸話はまだある。

「漢晋春秋」に曰く。
涼州張掖郡氐池の川が夜中に雷鳴のような音を立ててあふれ、中から長さ3.86m、高さ1.93mもの巨大な青い石が現れた。
そこには白い石で13頭の馬、1頭の牛、1羽の鶏、八卦と玉玦(飾り玉)が作られ、「大いに曹を討ち、水中に適(ゆ)く、甲寅」と書かれていた。
皇帝(曹叡か)は「曹を討ち」という不吉な言葉を嫌い、石を削り「討」を「計」に変え、削った穴を石で埋めさせたが、一晩で元に戻ってしまった。
晋の時代になると文字はますます鮮明になり、描かれた馬は宝玉のように光り輝いていた。(※晋の皇帝は司馬氏で、それを暗示している)

(ちくま版1巻257P)
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オカルト三国志  巨大な宝石が現れる 2

2019年04月03日 | オカルト三国志
前項で紹介した巨大な宝石の逸話は他の書物にも見られる。

「捜神記」に曰く。
漢の元帝・成帝の頃(紀元前30年頃)の予言者が「魏の和の字の入った年号の年に、西方3千余里の地点に石が現れ、五頭の馬が描かれ、大いに曹を討つと書かれているだろう」と言った。
はたして魏の建安年間(196~220)に石は発見され、徐々に形を変えていき黄初年間(220~226)に完成し、太和年間(227~233)に文字が現れた。
石は周囲12.74m、中心の高さ1.58mで、青地に白の模様があり龍馬、麒麟、鳳凰、仙人が描かれていた。

267年、当地の太守が石が変化していると報告した。五頭の馬の紋様が現れ、うち一頭には平たい頭巾を被り戟を持った人物が乗り、作りかけの一頭もあった。それぞれ「金」「中」「大司馬」「王」「大吉」「正」「開寿」と記され「金当取之(金はまさにこれを取るべし)」という文章もあった。

(ちくま版1巻257P)
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