インフルエンザ薬のタミフルだ。今朝の4チャンで塩ジイ(塩川清十郎だったかな)がいっていた。「アメリカでは新薬の検査はおおよそのところでまとめて後は使うほうで気をつけてね、という。一方の日本は時間をかけて調べて大丈夫です、と認可する。だから国民は絶対的に信用してしまう」。だから盲目的で低脳な医者は(医者で低脳でないものはまれであるという現実から)使うし、厚生省や薬事審議会は面子があるからなかなか訂正しないというのだろう。 彼は厚生大臣をしたことがあるよね。まあ、信用していい話だろう。示唆に富む話だ(文化論として)。医師の知能指数が人並みで、国民がしっかりしているならそれでいい。小さな政府(医療行政に関して)も実現できる。日本では無理だ。 ところでテレビや新聞などでゴ意見を開帳している連中の話でまったく抜け落ちている点がある。いくつか例示しよう。 プロ > タミフル 疫学的にとでも申しましょうか、タミフルを飲むと直るのが一日、二日はやくなるそうだ。言い換えれば人に移す期間がそれだけ短くなる。感染の広がりは幾何級数の問題である。指数計算である。一日、二日治る時期が早まるということは計算してみれば分かるが劇的に感染拡大のスピードを遅らせる。今年は予想に反してインフルエンザが流行しなかった。これと何か関係があるのか。暖冬のせいかな。マスコミは今冬の外国の例(タミフルの使用量との関係、インフルエンザの流行)を取材して報道せい。人口密度の差も忘れないでね。 コン > タミフル タミフルを服用した患者としなかった患者で異常行動の割合に有意な差はないというのが、厚生省の見解である。これは単に割り算の問題であるから問題にすることもない。ただタミフルはインフルエンザを治す薬だろう。それを飲んで異常行動を惹き起こす割合が減らないというのでは、飲む意味がないのではないか。つまり何らかの政治的な決断をする必要がある。(もっとも上記プロを勘考すること)