東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

公務員改革って必要なの

2007-03-28 08:02:04 | 社会・経済

今安倍首相や渡辺大臣がやっている公務員人材バンクというのはよく分からない。大体が誰を対象にしているのか。いわゆるキャリアという連中の早期退職なのか、すべての国家公務員が対象なのか。こちとらは悠長に調べている時間がないんだ。ニュースの時には毎回その辺をはっきりと伝えて欲しい。

公務員と言うのはあれだけ厚遇されていて、その上再就職の世話をしてやらなければいけないのかね、税金で。彼ら(その代弁者である官僚出身の代議士、おたふく丸片山虎之助など)の話を聞くと、役人は退職後の心配をしてくれないと、悪いことをするとか人材が集まらないとか脅迫まがいの言動が多い。すこし頭のおかしい代議士になると国家が崩壊するとかいう。頼むよ、もう少しまともに話してくれ。

彼らは金のために、それも不当に高い金のためにあんなに大きな権限を持って仕事をしているというのか。使命感なんてかけらもないというのか。死ぬまで面倒を見てやらないと汚職をしてもしょうがないということらしい。彼らの話を聞くとね。驚くべきことだ。

大体、本省の課長程度になると、政策立案に深く関わるし、裁量権が多いということは日常業務でも政策的な判断がまぎれこんでくる。安倍首相は官邸スタッフの一部分を政治任用にしたとかいうが、官僚も課長以上は、いや最初は局長、部長以上からはじめてもいいが、政治任用にすべきだ。政権が変ったら基本的には辞職すると言うことだ。

政治家は自分の行動を選挙でスクリーンされる。政治活動の一部を担いながら、公務員の身分保障などとはおこがましい。下級公務員には言えても上級公務員は口が裂けても云ってはならない。彼らは政権と運命をともにすべきである。定年も40歳まで、せいぜい45歳までだろう。

もっとも、安倍さんの狙いは他にあるのかもしれない。敵は本能寺で、それが上級公務員にも政治責任を担わせるほうに持っていく過程として人材バンクというならいいかもしれない。しかし、この問題でも安倍さんは何を考えているのか、何も考えていないのか、よく分からない。