東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

朝青龍の汗ふたたび

2007-03-25 19:19:30 | インポート

本日の優勝決定戦である。横綱は汗に負けた。白鵬は汗に勝った。両方とも汗のエキスパートである。面白い試合であった。

優勝決定戦の力士の入場からしておかしかった。白鵬はとっくに土俵際で待っているのに横綱はなかなか出てこない。出てきたと思うと今度は白鵬のほうが、仕返しとばかりに行司の名乗りを受けても立ち上がらない。横綱をずいぶん待たせた。ちょっと見かけない風景だ。

横綱がわざと遅れて出てきたのは巌流島で佐々木小次郎をいらつかせた宮本武蔵の作戦かな。しかし横綱の胸元を見ると汗か油かで光っている。ははあ又やりあがったな(下記の記事を参照)。

白鵬はこれを見て突っかけていったり、差し手を争ってからだを寄せて行っては滑って紛れがおおきいと考えた。なぜそこまで白鵬が読めるのか。彼自身がこの手で自分のからだを汗まみれにして、昨年の優勝決定戦で雅山のツッパリを上滑りさせて無効にして勝った策略をつかったからよく知っているのである。

ボクシングやレスリングでは選手のからだが汗で濡れているとレフリーは公正な試合を保つために選手にからだを拭かせる。相撲の行司はそんな注意をしたことがない。だから体に油を塗ってから試合をするモンゴル相撲の力士は即効性の発汗剤(唐辛子など)を使うか、準備運動を激しく行って発汗で濡れた体で土俵に上がる。もっともここ一番という勝負だけだ。しょっちゅう使うとばれてしまうからね。

だいいち、今日の朝青龍の汗がそのような違法行為すれすれのなまやさしい行為の結果であるかどうかも疑わしい。今日も支度部屋の横綱がチラッとカメラにうつったが、周りを付け人がぎっしりとかこんで見えないようにして、なにやら細工をしていた。油を塗るなどのあきらかな違反行為があった可能性も否定できない。

横綱は本割の千代大海戦で変化してあっという間に勝負をつけた。汗が出るはずが無いのである。それが白鵬よりはるかに発汗している。横綱が普段から汗を多くかくというならまだ分かるが彼はだいたい汗をかかないほうである。あれは油を塗っていた可能性もある。週刊現代さんよ、あれは八百長の一種かな。片八百長だろうけど。&片八百長といっても、八百長が失敗した場合だ。賭けていれば、こういう場合が一番大穴になる。

さて、白鵬、そこで作戦を変えた。濡れた体に触らないで勝つには立会いで変化してはたきこむしかないのである。めでたし、めでたし。汗の効用をよく知る同志の駆け引きであった。

下記記事を参照:

朝青龍はモンゴル相撲では勝てない   2006-9-17

白鵬の優勝を無効にせよ        2006-5-21

朝青龍の汗              2005-9-26


向井亜紀に敢闘賞だって

2007-03-25 14:33:21 | 代理出産

大相撲も千秋楽でありますが、八百長問題はどうなりますことやら。ところで高市早苗少子化対策大臣が向井亜紀に勲6等功7級旭日敢闘賞を贈る計画があるという未確認情報があるそうな。

少子化傾向の中、異常出産とはいえ、二つ球をこしらえた功績を認めようと言うのだろうか。夫婦の間、親子のあいだ、家族の間には法律の網が被せられないような無数の事象がある。これまでにもどうしても子種に恵まれない夫婦が養子をとるということはきわめて一般的な現象である。物心ついてからなら、隠しようがないが、本当の赤子のうちに養子にする場合は子供が将来このことを知った場合のショックを考えて養子の経緯など秘密にするのが普通の配慮である。向井夫妻はこのような気配りなどまったくない。

彼女の場合、一旦受精卵を栽培個体の畑に養子にだすわけだ。分娩した段階で取り戻す、いってみれば再養子にむかえるわけである。家畜の生産ではこういう取り決めが一般的である。子分けとかいってね。サラブレットの世界ではよく行われることだ。

養子の場合でも、白人が黒人の子供を養子にするとか、アメリカ人がベトナムの戦争孤児を慈善の精神から養子にする場合は肌の色が違うからどうせ分かってしまう。そういう場合には子供にショックを与えないように適当な時期に適切な説明をしなければならないことがあるだろう。

彼女の場合は出来ちゃった婚とか出来ちゃった子供のような、場合によっては同情できるような背景がない。意図的、計画的な行為であり、しかもそれを公表する。そして現行法ではとても無理なことを要求して、子供が発達過程で受けるトラウマなどおかまいなしに、いわばわが子を人質に国をゆすろうというのである。

大体、こういうことで先端医療技術に頼ろうと言うのは、みずから女は生む機械であることを認めるようなものだ。卵子生産機械、農耕栽培機械の二個体を通過する流れ作業だ。彼女に取り付いている取り巻きは大体が左翼の市民運動とかジェンダーフリーの怖いおばさんたちだろう。彼女達は柳沢厚生労働大臣が、女は生む機械といったので鬼の首でも取ったように騒ぎ立てる。自分で矛盾に気がつかないのかね。