浅野さんがとうとう都知事選挙に立候補したね。ところで東京マラソンね、あれは石原氏をプッシュする効果があったと思ったが最近の動静では浅野氏がかなり善戦しそうだという。
ま、だれがなるか分からんが、都知事になった人にお願いしたいことがある。タイトルの名前の順番には他意はない。アイウエオ順にすぎない。余計なお気遣いは無用にされたい。
東京マラソンが都市の道路を車から走行者に取り戻したのは、一時的とはいえ画期的なことだよ。しかしあまり意味はないな。歩行者に東京の道路を取り戻してあげなくちゃ。なにも車道まで使わせろと言うのではない。歩道を歩行者に取り戻してこそ、都市の品格も保てるのだ。広いプロムナードを安心して都市生活者が歩けて初めて都市に品格がそなわる。
自転車の歩道走行という半世紀近く続いた「臨時的措置」を止めろといっている。高齢化が進むから歩行者の年齢も高くなる。自転車にぶつけられると大怪我をする。医療費がさらに膨張する。
ところで実態からすると、とても無理だと言うだろう。そういうのを因循姑息というのだ。まあ、極端な議論ではあるがね。問題点をクッキリさせるためにまず純粋極端な議論をぶつけてみるのさ。
そこで、科学的観察にもとづいて段階的実施を提案する。自転車の歩道走行で一番身の危険を覚えるのは後ろからかなりなスピードで追い抜かれる時である。経験によると危険な運転は若い男、主として中高生くらいの年齢、とばあさん並びにばあさん予備軍に多い。
ちなみにばあさんとは30過ぎの女性だ。予備軍は24,5歳から上かな。女性の運動神経というか反射神経というのは男よりも早く劣化が始まる。下りのエスカレータに乗る前にもたもたするのは女性の場合は中ばあさんあたりから始まる。
自転車ですり抜ける時に歩行者との幅の目測が出来ないらしい。接触しそうになることが多い。しょっちゅう身の危険を感じる。
一方若い男は歩道でむやみにスピードを出す。危険極まりない。そういうやつに限ってスポーツ仕様の自転車に乗っているのに車道を走らない。もっとも女性の場合も歩道を走るにしてはスピードを出しすぎるのが多い。そういうのが見通しのきかない曲がり角をスピードを落とさずにそとに膨らみながら曲がっていきなり歩行者の前に飛び出してくる。
又、ばあさんで怖いのは目の前の歩行者が次にどういう行動をとるかということをまったく観察していない、出来ないことだ。人間は後ろに目がついていない。後からくるほうが注意していなければならない。女というのは思い込みがはげしいから、前の歩行者はまっすぐ歩いていくはずだ、今度は右に曲がるはずだと思うと実際の歩行者の行動が予測と違った場合に対応ができない。
男性の場合、中高生を除き、後ろから追い越された時にヒヤッとすることはほとんどない。それが行商人のようなオヤジだろうと、労務者のような身なりのものでも、ちゃんと安全な幅を取って追い越すし、歩行者が急に左右に曲がってもぶつかってくるようなことはない。
そこでだ、まず男子高校生と30過ぎの女性から歩道走行を禁止すべきだろうね。一番いいのはそういう連中には自転車を売らないことだ。上記四氏には誰でもいいからまず取り組んで欲しいことだ。世界の東京はそうしてはじめて世界の東京になる。