史実劇
第一部 「おまえ、腹を立てるのにやたら手間のかかるやつだな」
レイモンド・チャンドラー ロング・グッドバイ 村上春樹訳112ページのパクリ
場所:アメリカ ホワイトハウス オーヴァル・オフィス
時:1941年11月
大統領:日米交渉はどうなっておる?
国務長官:少しずつ譲歩してきてますな。しぶといです。
大統領:もう待てない。土下座しろと頭ごなしに一喝しろ。
国務長官:お許しを得て、そのように取り計らいます。最後通牒ですな。
大統領:そうだ。それで地べたにはいつくばって土下座するか、狂ったようにかかってくるか、狂い死にするかを見よう。陸軍長官、いいな。
この結果日本に突きつけられたのがいわゆるハルノートである。日本はこれを最後通牒とみなして開戦に踏み切る。
第二部
「右のフックはバカにできない」 ロング・グッドバイ 113ページのパクリ
場所:オーヴァル・オフィス
時:真珠湾攻撃後、議会演説を終えてオフィスにもどって
大統領:陸軍長官、海軍長官、やつの右のフックはバカにできないぞ。フックを打たせるなよ。
両長官:そこまで近寄らせないようにしますよ。