東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

日本のマスコミは田舎もの

2008-05-21 08:09:37 | 社会・経済

日本マスコミの田舎ものぶりは餃子野郎やキムチ野郎に劣る。今度は医療チームが行ったが、マタゾロ誇らしげに日本の医療チームは世界の最先端技術をもっている、と自慢して期待を持たせる。

緊急援助隊のときも「最先端技術を持っている」から四川省よ、もう安心だ、てな錯覚を日本の読者に与えた。

今度のような莫大もない災難の時には、生かされるかどうかも分からない「最先端技術」ではなくて、本当に必要なのは大規模な腕力仕事だ。医療でも災害救助でもね。それに善行は隠れて積むものではないか。

あんな、言わずもがなの自慢を大々的にして乗り込んで、相手がありがたがるとおもうのか。すでに、報道されるように反発されて消極的な非協力を引き出すだけだ。いくら餃子野郎とはいえ、そのくらいのガッツはあるだろうよ。

大規模な腕力仕事が必要であるという点では相手が受け入れないだろうが、自衛隊を一個師団とまではいわないが、工兵隊を連隊規模で派遣するのが一番効果的だったろうね。

とにかく、こういうときに場違いで不謹慎な「最先端技術を持つ日本チーム」というマスコミの言葉を聞くとシティーボーイのオイラはいたたまれなく、恥ずかしくなる。

チャイナが日本の援助隊を世界に先駆けて認めてくれたことを、ありがたがって強調したり、「最先端技術」を田舎ものまるだしで自慢したり恥ずかしいかぎりだ。

ちなみに言うが、「日本の技術は世界の最先端」という言葉もファクト・レベルでの検証が必要だ。

報道をすべて見ているわけではないが、たしかチャイナ以外の外国援助隊でロシアだけが四日目か五日目に生存者を救出している。偶然かも知れないが、友軍国であるロシアをグッド・ロケーションに案内した可能性がある。

日本とチャイナは戦略的互恵関係だそうだが、実質は仮想敵国なんだろう。ミサイルの照準は日本に向いている。日本のためにお膳立てをするわけがない。