今日の夕刊フジに妙な記事が出てた。「オバマ、ヒラリーの借金に助け舟」というのだ。ヒラリーは選挙運動に自分の金をつぎ込んだほかに一千万ドル(十一億円)借金をしたそうだ。
オバマが自分の支持者に「ヒラリーの借金を払ってやってくれないか」と言ったという。
記事はさらりと書いてあるが妙な話だよ。ヒラリーは民主党の候補に選ばれれば借金を返せたということなんだろうね。いったいどういうカラクリなんだ。もし、民主党候補に選ばれ万が一にも大統領になれたら借金がなくなるということらしい。
想像できるのは、金を出してくれた支援者に大使とかいろいろなポストを約束していたということだ。また様々な利権を支援者たちにばらまくつもりだったのだろう。ヒラリーは経歴からは汚い政治家で、主張や行動様態からは古いタイプの政治家であるから十分に予想できる。
ヒラリーは政治ポストや利権を沢山売りに出して金をかき集めたということだ。しかし、民主党候補に選ばれても大統領選挙で共和党のマケイン候補に敗れたらどうするつもりだったのか。共和党に借金を払ってもらうつもりだったのか。面の皮の厚いおんなだ。
政治資金というものはその政治家にほれ込んで出すものだ。勝てばよろこぶだけだ。負けても金を返せとは言えないものだ。そんな要求が世間に通るわけはアメリカでもなかろう。
ところがヒラリーの支援者は金と欲のセットなんだね。つまりヒラリーにはその手のスポンサーしかいなかったのだ。
土壇場までヒラリーが敗北宣言をしないで裏でオバマと取引をしようとしたと盛んに報道されていたが、やはり本当だったのだ。副大統領にしろとか、借金の肩代わりを撤退宣言の条件にしていたのは間違いない。
アメリカというのはこういうヒラリーのようなふてぶてしい悪党がまかりとおる国なのか。
今回のオバマ発言の経緯はおそらく、撤退の見返りに副大統領指名や支援者たちの猟官運動を持ちかけたがオバマが受け入れず、それじゃ私の借金を払ってよときたのが真相だろう。