昨日のニュースで北朝鮮問題で伊吹幹事長と町村官房長官の発言が放映されていた。伊吹さんのはともかく町村さんのは妙だ。「拉致、核、ミサイルが解決してはじめて国交正常化が行える」ここまではいい。
そのあと、「これが実現しなければ金や技術が北朝鮮に流れることは無い」というのだが、なんだか金だけじゃなくて貴重な技術も北朝鮮に流したくってしょうがない、という印象が強くする。北朝鮮に対して、はやく格好を付けて援助をしやすくしてよ、とお願いしているかたちだ。
普通は伊吹さんみたいに「経済援助は出来ない」と言えばいい。町村の言い方からは彼ら一派の心の中がはしなくも透けて見える。
どの程度の金額を投げ与えるかということだが、
上記のような「中抜き」さんの狂奔ぶりも静めなければならず、現実的には多少の色を付けなきゃなるまい。
税金でも何でもそうだべ、はやく収めれば割引がある。飛行機の予約だって早くすれば割引のインセンティブが大きい。拉致問題で金正日の自首を早めるためにもインセンティブ・スキームを考えてみたらどうか。
年率十五パーセントの複利逓減が妥当かな。スタート金額だが北朝鮮の国家予算が四千億というからその半分も与えれば十分だろう。いつからスタートするかだが小泉純一郎氏が最初に訪朝して拉致問題が発覚したのが2001年だったかな。
その年にしたらどうだ。たしかそのときにも実態を調査しますとか言っていた。それ以来、まともな調査をしていないのだがら、スタート時期は2001年だね。
そうするとこうなる。今年中に自首すれば2000億円 * 0・85^7 =
2000億円の32パーセント すなわち641億円もらえる。
来年になればさらに減って544億円だ。それでもまだべらぼうな不当利得だ。さあ、どうする。
中抜き業者の政治家諸君は上記の見積もりをもってピョンヤンに走りたまえ。