東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

負けるべくして負けたのでは

2008-08-07 20:48:24 | 社会・経済

オリンピックのサッカーでアメリカに負けた。サッカーの国際中継くらい見ていていやな気持になるものはない。なるべく見ないようにしているが今日は見てしまった。

解説者とアナウンサーのいやらしいこと、ほとんど聞くに堪えない。われわれのような素人が興味を持って見られるように技術的な専門的な職人的な解説をするのが彼らの存在理由だろう。

つまり技術的なことを素人にわかることばで説明することだ。客観的に視聴者のために。精神論などチャンチャラおかしくて聞けない。これが第一。サッカー以外のスポーツでもそういうテレビのいやらしさはある。たとえば柔道の審判問題。しかしとどめはサッカーにまさるものはない。

サッカーだけではないが、審判の問題にすり替えるアナウンサー、解説者が多い。いわく、審判は相手選手のファウルを見逃した。あれはPKだった。先制点をとった相手チームが時間稼ぎをして汚い、など。これが第二。

それがサッカーじゃないの。日本のチームだってやってるでしょうが。そのところは全く触れない。お互いにそういうことをやるのがサッカーなんだよ。

おいらも素人ではあるが振り返ってみるとずいぶん昔からサッカーの国際試合を見ている。身を入れてではないがね。最近日本のサッカーがやや国際的なレベルに近づいたのは一にかかって、反則がうまくなったからである。技術や身体能力の向上など大してチーム力に貢献していない。こういうずるさが身に着いたのがJリーグというプロのリーグが出来た最大のメリットである。

今晩のアメリカ戦だが、日本絶対優位のペースだとか力説していたが、素人の目にはそうは見えなかった。せいぜい互角だ。負けたのは弱いからだ。

いい加減な解説で毎回視聴者をだまし、国民を危険なフラストレーションに陥れる罪は重い。