東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

東条英機は分祀が相当

2008-08-14 06:24:30 | 社会・経済

2、3日前から終戦直前に書いたメモとかいうのが幽霊のようにテレビ画面を浮遊し始めた。錯乱、不穏な遁辞があるようであった。

じゃが、例によってテレビのニュースでは何を言っているのかわからん。昨日の産経新聞にやや詳しい記事が出た。しかし、依然として要領を得ない。一応この記事が適切なものとしてさっそくこの記事を特約チャネラーを使って、島津斉興にFAXで送った。

島津斉興は幕末の島津藩主である。島津斉彬の父である。次のような回答があった。「腐屍にのこぎり挽きの追刑を課するも可なり」

とりあえず靖国から分祀すべきだろう。別にどこに祀る必要もないのだが、祀らないと悪霊となってたたりがあるかもしれないから適当なところを探すことだ。ねえ、井沢元彦さん。

+ レトリックと現実問題

上(カミ)に篤姫さまのおじいちゃんのメッセージを転載したが、東条英機の腐屍を墓から発掘できるかという現実問題を少々。これができない。火葬してあるからだろうって。そうではない。

処刑したアメリカ軍は東条の死体がゾンビのように墓から出てくるのを非常に恐れたのだ。トルーマンやマッカーサーというのは文明人じゃなかったからね。

だから絞首刑にした東条英機の死体を焼却して遺骨を粉々に砕いて太平洋に捨ててしまった。オームよりひどい話だ。

こうすれば、悪霊にたたられることもないだろうと考えたのだ。まるでエクゾシスト全盛の原始時代だ、アメリカというところは。

嘘みたいなはなしだろう。漫画でもこんな非現実的なストーリーはない。

どうせほら話だろうと思っていたが、これが本当の話だったらしい。一年位前だったかな、文芸春秋が関係者の記憶をまとめた特集記事があったが、本当の話だったというのだ。さすがにインディアンを皆殺しにした連中はやることが違う。

なお、今の東条家の墓にはほんの少し遺灰が入れてあるという。おんぼうに身をやつした関係者が焼却炉に残ったわずかの灰を回収したものという。以上文芸春秋。

++ 眺望 

インターネットを眺望すると、さすがに今度のメモについて好意的に書くところはないようだ。しゃくし定規の左ちゃんはもちろんのこと、保守的な人たちと思われるサイトからも厳しい批判が出ている。

全国のマスコミ労働者諸君にお願いするが、なぜ今メモが出てきたのか報道してほしい。ポツダム宣言受諾と終戦記念日の間だ。メモもその期間のものらしいが。

この資料は東京裁判弁護人の清瀬一郎氏が所有していたものを寄贈したらしい、国会図書館に。それがいつか。昭和20年代か、30年代か、それ以降か。清瀬氏の晩年か。それとも没後(まだ生きておられたら失礼)遺族が寄贈したのか。

東京裁判において清瀬弁護士はこの資料をどう使ったのか。使えないと思ったのか。証拠として法廷に提出したのか。そして証拠採用を拒否されたのか。清瀬氏は回顧録でこのメモには触れていなかったようだが、それは何故か。

伝えられている有名な話に、天皇に影響が及ぶような言動はしないようにと複数の人物が東条英機を説諭しているが、このメモとの関係は。

そしてなによりも発表するからには、メモの全文を報道せよ。

続く