東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小泉純一郎最後の失策か

2008-09-26 07:30:03 | 政治(内政、外交、軍事)

1013号ーー小泉元首相が次回の選挙に出ないというニュースね。あんなに大きく扱うとなにか言わざるを得ない。

報道では推測のようだが、意図的に関係者がリークした可能性が高い。後継者をたてるという話だ。二男だそうだ。

職業選択の自由があるから次男がどうしてもやりたいというならしょうがない。しかし、政界にこれだけ二世議員が多いとそうとることは無理がある。

ほとんどすべての場合、国会議員というのは後援会の利益ロボットである。だから引退されることはオマンマの食いあげになる。自分の利益以外の目的で誰が政治家を応援するのか。

後援会の言い分はこうだ。これまでさんざん面倒を見てきたんだ。利益ロボットが今後も機能してくれないなんて冗談じゃねえ。そこで後継者というのはだいたいが世襲になる。他人だったり、秘書だったりすると派閥が分かれるからね。

小渕優子、名前はこれでよかったかな、なんて典型的な例だ。

ま、小泉も狡猾だからまず後援会あたりから後継者のことを言わせてアドバルーンを上げたのかもしれない。

+ 小泉の場合:首相を辞めた直後に政界引退の観測がマスコミを流れた。これは小泉純一郎の本音だと思う。ところが後援会から待ったがかかった。後継者を決めてからやめてくれというのだ。

手前たちが明日から路頭に迷うというのだ。

そこで二男を秘書にして何年か勤めさせ慣熟運転が終わったところでバトンタッチとなった、ということだべ。まず間違いのないところである。

博徒の大親分、的屋だったかな、の孫にしては小泉も最後になって安目を打ったね。美学でもなんでもない。醜学そのものだ。