東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小泉容疑者って曽我兄弟みたい

2008-12-03 18:51:05 | 社会・経済

厚労省もと次官殺傷事件の小泉容疑者は愛犬仇討の目的で10年前埼玉に出てきたという。

まるで曽我物語だ。忠臣蔵でも準備期間は1年だろ。曽我兄弟は二十年だったかな。

報道で「執拗に強い殺意を持って何回も刺している」なんてことをニュースで言っていたが、これもとどめを刺すというパターンだ。仇打ちという発想、長期間周到な準備、とどめにこだわること、この点だけでいえば武士の行動パターンだ。

さて、この記事を読んで深く考えないこと。浅野内匠頭は切腹する前に吉良上野介に致命傷を与えたかどうかが心残りであった。執拗に問いただしていたという。

+ もちろん、愛犬ポチだったか、シロだったかの仇討というのは変だが、武士の心を忘れてはいけない。数十年前日本に対してホロコースト作戦を強行したアメリカにこそ国民的規模で曽我兄弟的モラルは向かうべきだという意見もあるそうだ。

++ アメリカ占領軍が歌舞伎の忠臣蔵上演を禁止したのは有名なはなしだ。悪いことをして気が咎めていたから怖かったのだろうね。仕返しをされるのが。忠臣蔵、赤穂義士の映画制作も禁止された。だいたい、仇打ちに関する芝居、映画はすべて禁止された。

曽我兄弟の物語は歌舞伎や能にあったと思うがもちろんアメリカが公演を禁止した。修身の教科書にあった曽我兄弟の話も墨で塗りつぶすように占領軍に命令された。修身の教科書に忠臣蔵の話があったかどうかは記憶にないが、曽我兄弟の話はあったらしい。副読本だったかな。