東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ジャーナリストならはっきりとした証拠を示せ;承前

2011-07-16 10:20:16 | 社会・経済

上杉隆氏によると電力会社はアンシャン・レジームだそうだ。こういう妙なターミノロジーに注を入れておかないと彼の文意は紹介しても分からない。

首相脱原発記者会見の翌日の日経紙面から見出しを七つほど「つきつけて」意気軒昂な上杉隆くんである。アンシャン・レジームたる電力会社がその御用新聞である日経に書かせた記事だそうだ。

当ブログも日経は嫌いだ。第一全然読まない。しかし、上杉氏が得意になって糾弾している七つの見出しそのものは別におかしなところは無い。しごくまともである。わたしもそう書くであろうし、大部分の国民もそう思っていることではないか。

いくら日経が経済界メジャーの御用を勤めるからと言って、いやしくもマスコミの一翼を担っている大新聞だ。見え見えの提灯記事を書くわけがない。上杉君もジャーナリストのはしくれなら、もっと説得のある論旨で有無を言わさぬ証拠を突きつけてから物を言え、と指導しておこう。

もっとも、おいらは上杉君がピックアップしたタイトルを読んだだけで記事を読むほど酔狂ではない。記事本文にのっぴきならない記載があるなら、それを引用しなければいけない。

こういう幼稚な文を書いていると、君の記事は誰も読まなくなる。

上杉君の記事は孫正義の提灯を持つものか、管直人の御用を務めるものか、誤解されないように自戒するのがジャーナリストの心得である。


記者会見の自由化;承前

2011-07-16 09:03:18 | 社会・経済

上杉隆という人物は記者会見自由化の旗振りを自認しているようだ。

当ブログをお読みいただいている読者には先刻ご案内のところであるが、いわゆるマスコミ労働者に対して一貫して不信感を表明している。主として当ブログの目に触れるのはいわゆる大マスコミである。

現に二号前では首相の記者会見をベタ流ししたNHKを批判した。

それ以外の『ジャーナリスト』の作物には目をふれる機会がないので特段意見を表明する機会は少なかった。

いうまでもなく、記者会見と言う文化は大マスコミの閉鎖的会員制クラブであり、上杉君の用語によればアンシャン・レジームである。なんだか女学生のノートから引っ張ってきたような言葉だね。大げさと言えば大げさ、あまりセンスのあるジャーナリスティックな言葉とはいえない。

記者会見の自由化を要求するのはいい。しかし、大マスコミ労働者が軽蔑すべきブンヤ、アンシャン・レジームのゴマすりだとしても、だから差別された零細な報道労働者が立派かというとそういう論理は成り立たない。

はっきり言って世間の目には、彼らはより無頼漢的な存在だろう。そしてある程度首肯できる。民主党の庇護を得て少しずつ「自由化」された記者会見に出入りする「ジャーナリスト」の程度の低い言動が時々報道もされているようだ。

とにかく、上杉氏ほか記者会見の自由化を主張する連中には、政治家の庇護を受けるために小澤一派や民主党に媚を売る言動が目立つ。せっかくのいい運動が台無しだ。悪魔に魂を売り渡してまで、主張を通してどうする。もはや、ジャーナリストとは言えない。

小澤はこれを機会にあなた方を利用しようとしていることが見え見えなのにそれを理解できないのは情けない。 以下次号


買弁の役割、国が滅びるとき

2011-07-16 08:04:38 | 社会・経済

上杉隆という『ジャーナリスト』のコラムがある。それによると、スガ首相今週の記者会見、脱原発、のシナリオを書いたのは孫正義だという。辛亥革命後のシナが西欧列強に食い荒らされたのは自国の中にいたばい菌いわゆる買弁が自国を中から食い荒らしたからである。

国が滅びるから買弁が跋扈するようになるのか、買弁が跋扈するから国が滅びるのか。

買弁になってまで(もっとも今までスガは買弁だったようだ。報道される政治献金問題とかこれまでの言動を見ると)権力を保持したいのでチョン系資本と提携したらしい。

この上杉隆という『ジャーナリスト』も記者会見自由化という一枚看板のためなら小澤民主党と言う悪魔とでも手を組むと言う人物であるが、以下次号。