東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

国民栄誉賞はなでしこジャパンにふさわしくない

2011-07-19 21:38:56 | 社会・経済

今日の夕刊フジに1977年以来の国民栄誉賞を受けた人間のリストがあるが、ひどいものだね。自民党の福田内閣(テテ親の時代)から17人、民主党の鳩山のときに一人だ。

だから基本的に自民党の所業なんだが、こんな人気取りをやっているから自民党は没落したのかな。国民はバカじゃない。受賞者をみると歌うたいやら、はやり歌の作者などが多い。得心できる受賞者はほとんどいない。

あとはスポーツ関係、これもどうかな、と思うのが多い。千代の富士なんてのがある。かれは初代の朝青龍ともいうべき存在で大相撲をプロレス化した張本人ではないか。今年相撲協会は大相撲の『粛清』をしたが、下っ端ばかりだ。役力士は目こぼしだ。

千代の富士は疑惑の力士だ。確かに強かったろうが、八百長、申し合わせなしではあの最多勝は達成できなかっただろう。ガチンコでプロ同士がやれば彼の引退も早まっていた。

こんど魁皇が最多勝の記録を更新したが、彼も国民栄誉賞なの。冗談じゃない。七転び八起きの美談の主だとNHKのインチキ放送が持ち上げているが、あの不自然な経歴は一目瞭然じゃないか。エレベーター力士の典型だ。注

なでしこジャパンの選手たちが彼らと一緒にされるのはかわいそうだ。特別に格上の賞を作って表彰すべきだろう。あるいは国民栄誉賞を廃止し、新しい賞を創設して彼女たちを初代の受賞者にすべきだ。

芸能人なんかは春秋の叙勲の対象になるだろう。それで十分だ。こんなバカげた賞を立案したのはどこのどいつだ。

そういえば、イチローがこの賞にノミネートされて体よく辞退したんじゃなかったかな。かれは最近は露出が多くて嫌いだが、基本的なところは抑えているようだ。

注: 八百長にもいろいろある。賭博がらみ(金銭がらみ)、片八百長、人情八百長、この二つは部分的にオーバーラップする。興行用八百長、別名プロレス型、あるいは巡業型。日本相撲協会公認型である。特権維持型、今回は十両ギルトを回りもちするこのタイプが多かったらしい。当然金銭がからむ。金銭がらみで賭博に関係すれば御縄頂戴となるが、同業組合的ななれ合いは犯罪にはならないようだ。相撲協会が今回怒ったのは、お偉いさんの認知、公認を得ないでシステム化していたから。つまり相撲協会大幹部がコケにされたからである。

魁皇の場合は人情型であろうが、ああシステム化しては言い訳は不可能だ。13回もカド番をクリアーする不自然さ。