「失望した」という短いメモだが、米国の思惑を理解しておく必要がある(同意する必要はまったくない)。
ようするに米国は人命の犠牲まで払って朝鮮半島を守る気がない。つまり戦争をする気がないということだ。できるだけ日本を巻き込みたい、日本の褌で相撲をとりたいという本心を露骨に吐露したわけだ。
朝鮮戦争のときにマッカーサーとダレスが吉田に日本を参戦させようとしたのと同じだ。吉田は断固拒否した。
もっとも、朝鮮半島を熟知する旧日本軍参謀はアメリカのために仁川上陸作戦を作ってやった。仁川上陸作戦の成功が北朝鮮を押し戻したのだ。
再びそれを狙っている。そのために日韓が仲良くして協力してやってほしいという虫のいい考えにすぎない。
そんなこたー、絶対に不可である。アメリカは絶対に前線に出て戦う気はない。空襲も怖くてできないだろう。北朝鮮が敗れかぶれで核ミサイルを使うかもしれない。シナだってそこまでやれば鴨緑江をわたるだろう。大陸間弾道弾を発射するかもしれない。
アメリカが前線に立たなければ韓国軍が敗北するのは明白である。
じゃあ、釜山まで北朝鮮が出てきたらどうするの、というのか、もちろん対策をたてておく必要がある。ただし日本が韓国のために戦うのはおろか、兵站補給面での一切の協力をしない。パククネのために戦うという選択肢は排除されている。
安倍首相はそこまで考えていると信じている。