東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

中華思想大賛成

2014-02-10 20:36:12 | 国際・政治

中原の覇者になる資格はすべての民族に開かれている。モンゴル族、満州族がかって中原の覇者であったように。

ようするに中原を抑えたものが正当性を確立するという道理が歴史的に確立している。

そして、今のチャイナが海洋で内陸でそれは自国の領土だといっているところは、清王朝すなわち漢民族ではない異民族が中原の覇者であったときに勢力を伸ばした(一種の影響圏で領土ではない)地域である。

漢民族以外の異民族に「歴史的に」中原の覇者たる資格が開かれているということは日本にも資格があるという理屈になる。

そうなっちゃ困るだろう。そうだったら、最初からむちゃくちゃな主張をしないことだ。


忍びがたきを忍び

2014-02-10 20:22:46 | 国際・政治

天皇陛下の終戦の詔勅に「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」とあるが、この詔勅の起草者は漢学者だったと思うが、起草した時に蘇東坡の留侯論が念頭にあったかどうか。

越王が呉に敗れたあと「呉に臣妾たること三年にしてうまず、(報復の志を持ちながら)しかも人に下る能わざる者は、是れ匹夫の剛なり」を踏まえていたかどうか。

忍びがたきを三年間までは耐えて他日を期すのが豪傑であると蘇東坡は言うのである。

これを日本についていうと、「米国に臣妾たること60有余年」という体たらくということになる。匹夫の剛ではなかったが、英雄豪傑とはとても言えないということになろう。

世界情勢は変化しているから連合国に報復することもないが、いつまでも臣妾であることはやめてもらいたい。蘇東坡のいっている三年どころではない。70年近くになる。

もはや戦後ではない、という認識を日本国民が持たない限り、これからも永遠に米国の臣妾に甘んじることになろう。