東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

トランプ・習電話会談をめぐる外的状況

2017-02-14 08:25:50 | トランプ

前日に続きトランプー習金ペイ電話会談の分析論である。

?電話はどちらがかけたか。

?ワンチャイナが会話の中で出て来た経緯は? つまり習金ペイの方から念押しして来たのか。そう考えるのが普通だが。それに対するトランプの回答か。あるいは電話の前にこの問題を出すとシナ側から通告があったのか。それならトランプ側で文言を考える余裕があったことになる。

?次にこの電話会談の内容が公表された経緯である。すなわち会談前にお互いに公表することに同意していたのか。そうは考えにくいが。

?具体的な発表の経緯は、マスコミ報道を見ると中国が一方的に発表したととれる。それに対してトランプ政権は支那の発表を積極的に認めたのか。無言だったのか(暗黙の同意を与えたのか)

?マスコミさんよ、このくらいの情報は一緒に報道してもらいたいね。忙しい一般読者のために。それによって解釈は180度変わる。

前にトランプはビジネスマンではない、不動産屋だと書いた。そうなんだけど、不動産屋もビジネスマンなんだね。強調するためにああ書いたんだが。

新入社員だった頃、大分昔の話だが、電話の交渉で合意したことは必ず書簡で事後確認しろと先輩にしこまれたものだ。勿論重要な案件についてだが。これがビジネスの常道だとね。政治や外交でも同じだと思うんだね。

一般に交渉結果の公表には文書によるものと、口頭によるものがある。その中間には口頭だが、共同記者会見の様に世間に対してオープンな形で行うものがある。一番拘束力が強いのは勿論文書(双方の署名があるもの)である。公開の場での公表(共同記者会見)までが拘束力があるといえよう。

電話(つまり会話者だけしか内容を知らない)の内容を一方的にマスコミに発表したものには拘束力や権威はまったくないと考えるのが普通である。マスコミさん、本当の所を取材して報道してくれ給え。

 


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