はよくない。衛藤内閣補佐官(?)、籾井さん。発言に政治的影響力がある役職にいるひとは、発言の前に一応反応を予測しておくことだ。世の中にはおかしなのが多い、また邪悪な連中もいる。智恵の足りないやつにいたっては掃いて捨てるほどいる。
さらに、反撃された場合の対応も二段構え、三段構えで用意しておくことだ。それがプロということだろう。
もっとも、ちょっと刺激的(相対的なものである)な挑発をして、反撃されたらすぐに謝ってしまう、撤回するという戦術もなきにしもあらずである。
そしてまた挑発するというわけ。ヒット・アンド・アウェイというわけだ。それを繰り返して相手にこちらの考え方は本当は「こっちこそ失望した」あるいは「アメリカだって戦場慰安婦のお得意さんだっかじゃないか」なんだな、と分からせることである。衛藤さんや籾井さんはこの戦術なのかな。
それなら、これからもどんどん発言して撤回すればいい。悪いことじゃなかろう。
アメリカもその辺を勘ぐるから比較的おとなしいのだ。ぎゃあぎゃあ騒ぐのは国内分子といういつもの構図になるわけだ。
ようするに、「百万人といえども我はいく」というのは二つの道がある。
一つはヒット アンド アウェイとゲリラ戦。あるいは野戦の散兵歩兵戦。
もう一つは巨砲の砲列をしいて、大会戦を挑むやり方だ。日露戦争で日本が勝利した奉天大会戦の再現である。どちらでもいいと思うよ。
一番いけないのは、本当のことを言っているのに、相手から言われてあわてて発言を撤回することである。政治のプロがとるべき道ではない。