東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

理研の弱みはいろけと恐怖

2014-05-02 20:35:35 | 国際・政治
小保方さんの実験は失敗だった、STAP細胞はありません、と言い切れば理研の立場は強くなる。すっきりして小保方さんに対する立場も強くなる。世間に対する説得力もぐんと強くなる。

そう言わないから、小保方さんシンパが出てくるし、理研の立場も弱くなる。理研がなぜそう言いきれないかというと、これは色気と恐怖と二つの要素がある。

一つは、STAP細胞思惑は金蔓になるタマで手放したくない、というイロケ。イロケは身を滅ぼしますよ。

もう一つは、会計検査の恐怖である。独立行政法人でも会計検査院の調査は受けるんでしょう。小保方さんの給料や研究費で2、3年になるのかな、おそらく数千万円以上の国費が使われた訳です。なんらか先へ繋がないと、会計検査院から厳しい指摘を受けることは間違いない。この恐怖があると思います。

欲と恐怖の二人連れで理研はこのタマを手放せないのだろう。




小保方ウィールス増殖中

2014-05-02 08:31:48 | 国際・政治
理研というワクチンのキキが弱くなった。石井委員長にも画像疑惑があるとか、ノーベル賞の山中教授にもなにか問題があるとか。

よく読むと(マスコミ記事を)すべて画像、写真が真性かどうか、というより、元ネタが関係ないところにあってそれをパロッているんじゃないかという問題なんだな。こんな非生産的なことは止めたほうがいい。

はっきり言えば無から画像を創作すればケチの付けようが無い訳である。元ネタがあるじゃないか、というクレームはつけようがない。そしていまのピクチュア・ソフトならそんなことは朝飯前ではないか。滑稽な騒動と言える。こういう場合はもっと悪質にも関わらず追求の仕様がない。

そして実験の過程が可視化されているわけではない。何千回、何百回と行われる日々の実験にすべてはじめから終わりまで利害関係のない第三者の立ち会い人をつけ実験過程を細大漏らさず録画することなど、沙汰の限りであろう。ようするに写真、画像など証拠でもデータでもない。

写真、画像は証拠にならない。なぜこういう問題が起こるかということは考えなければいけない。小保方氏と山中教授の場合はまったく違うケースだ。

人文科学では模式図とか概念図というのを使う。自然科学論文でももっと重視してよいことだ。論文の正否は再現性の有無で決められる。再現実験の指示は模式図で完璧に出来る。自然科学は人文科学と違い、第三者による再現実験が可能で、そこで再現実験の成果が出れば、其の時点で評価を下せば良い。

マスコミが馬鹿なのは最初から分かっているが、自然科学バカというのもあるんだな。

考え直せ。小保方氏の場合、再現性をもたらす内容が皆無であるということが決定的なところで100パーセント有罪間違いなしだ。だから、画像の切り貼り、捏造が有罪判決を補強する重要な証拠となるのだ。