聞くところによると6月頃から、北海道でも札幌周辺で地デジが始まったそうである。当方のような僻地では、通常の電波もロクロク届かない。新聞の番組欄でも、見れない番組がいっぱいある。ラジオもNHK第二は夜にならないと聞けない。英会話の勉強もできない。ラジオは外を走る車なら、よく聞けるが一般の住宅では室内ではなかなか聞くことができない。これで、NHK料金が全国同じなのは納得しかねる。
古い話になってしまうが、BS始まった頃には、僻地との格差がこれでなくなり全てはやがて衛星放送になると触れ込んでいたのは何処の方たちだろう。新聞報道の遅れも地方は厳しいものがる。北海道ではようやく、北海道新聞が前日のプロ野球結果を、報道できる程度であるが全国紙は翌日になっていしまう。携帯が何とか使える程度になったが、地デジとやらはこのような心配を解消してくれのであろうか。同じことの繰り返しで、田舎かが疲弊するばかりである。
田舎には、都会の人々の税金がこんなに投入されていると、正体不明の公共施設を背景に、若いレポーターが報告していた。建物の如何はともかくとして、田舎は人口が少ないために、都会の税金が投入されて当然である。世界中が都会になるとどのようなことになるか考えてみると良い。空気や水など、無料と思われるものすべては田舎、僻地が生産している。その見返りに、原発や産業廃棄施設などで、田舎がゴミ箱になっている。田舎、僻地、小農はこの国の邪魔者でしかないのだろうか。拙書「そりゃないよ獣医さん」新風舎刊参照http://www.creatorsworld.net/okai/