日本憲法の九条のもつ、不戦の誓いを世界に広めようと5月4~6日千葉の幕張メッセで開催された。当初見込まれた参加人数を大きく上回った。延べ2万2千人の参加があった。
この会に呼応して、日本各地で世界会議が開催されているので、実質はその数倍になると思われる。この、日本国憲法9条に対する動きは、ほとんどが自発的であるといってよい。あるいは、非政治的な活動と言える。世界会議のサイトをご覧ください。http://whynot9.jp/
日本の「MOTTAINAI」を提唱したことでも知られる、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ女史も、動画で参加し日本が9条を堅持すること、あるいは世界に広めることなども提唱している。
本大会は「軍事費を削減し保健、教育に充てるなどをするように、7月の洞爺湖サミットに軍縮 を盛り込むように」などの宣言を採択した。
また、吉岡共同代表は「9条が世界的に普遍的いもを持っていることが確認された」と語ってもいる。
日本は今、「平和」という言葉を「安全保障」という言葉に置き換えて、軍事費の拡大を続けている。平和憲法の理念を確認する作業が優先されるべきである。
それにしても、相も変わらず、「9条世界会議」の報道は極めて小さい。