中国の乳製品にメラミンとういう化学物質が入れられて大きな問題になっている。メラミン混入がばれたのは、乳児の腎臓結石である。メラミンは長期間与えると、腎臓障害が起きる。乳成 分の不足を、検査でばれないために入れたとのことである。
当初は、中国国内の出来事の感があった。日本は問題の乳製品は輸入していないとわざわざ官房長官が発言までしている。ここにきて、丸大食品が中国内で製造していた、5商品にこの乳製品を使用していたとしての回収をした。
中国製品が危ない、危険という認識がギョーザ問題から日本国内にはすっかり定着した感があ る。だから中国製は危険だと通例になりつつある。さらに一見日本製品であるようなものでさえ、中国で製造され決して安全ではないことも定着しつつある。
しかし、ここで見落としてはならないことがある。昨日、中国政府は日本からの焼酎やお酒の輸入を禁止したのである。
いわゆる汚染米の拡大で、醸造に使われお酒などにもその汚染範囲が広がったのである。中国はこれにの輸入を禁止したのである。もちろん、腎障害まで起こすようなメラミン濃度と、日本の汚染米の汚染度、腐敗度とは比較にならない程度ではある。しかし、濃度の問題ではないのである。
他国の食品の危険性を非難する資格がこの国にはないということである。