一昨日公明党の党首改選があった。太田以外に立候補がなくそのまま当選となっている。自民党の、総裁選ゴッゴはほとんど白けムードである。民主党は小沢の無投票を批判されながらも、着々と選挙に向けて動き出している。
それに引き替え、与党である公明党の報道すらされない党首選とはなんとしたことか。この政党は、もちろん創価学会の政治団体である。このことですら、政教分離を掲げる憲法に違反していると思う。
それでは、創価学会とはどんな政党なのであろうか。公明党の党首であった、矢野恂也氏には強引な圧力をかけ発言を封している。かつてこれ似た、創価学会の言論封じは枚挙にいとまがない。池田大作氏の国会への証言喚問には何が何でも阻止をする。
創価学会も、平和を標榜する宗教団体ではなかったのだろうか。池田大作は世界平和をあちこ ちで、説いている。彼の裏には与党の公明党がいるため、世界各国の要人がしぶしぶ会見を行うが、これを最大限利用している。
公明党は護憲政党ではないが平和政党を標榜している。彼らが、イラク派兵に賛成したのはまたく理解できない。創価学会内の批判勢力を抑えての判断である。これは明らかに、権力中枢の場に残ることに固執した決断だと思われる。最近はインド洋上でのアメリカ艦船への給油(イラク特措法)には消極的になっている。
揺れる公明党は、小沢が太田の選挙区に来ることを恐れているようである。民主党は、選挙後の再編をにらみ、太田に恩を売る形で小沢の立候補をカードに使うようである。政局になると、小沢はがぜん活発になる。小沢は政治家としての評価はさて置き、相当な策士である。
平和政党、平和宗教をかなぐり捨てでも、創価学会の分身として理念を捨てでも公明党は存在し続ける。多数党は彼らに色目を使い、いつになっても与党でいられるのかもしれない。