そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ヒナを殺してしまった

2009-07-12 | 政治と金

090705_1タンチョウのひながビッコを引いていると連絡が入った。駆けつけてみると、右足を引きずりながら逃げてゆく。もちろん私を敵だと思っているのである。

タンチョウの親たちは、警戒恩を懸命に出している。うるさくて近寄れない。穴に落ちたヒナであったが、何とか逃げられるようであった。双眼鏡で見ても、傷らしいのもないし指などの欠損もない。捻挫程度だと判断した。

090705_2ヒナは何といっても親が面倒をみるのが一番である。保護するためにはもう少し経過を見てからの方がいいと判断した。

翌日はなんとか昨日より逃げるのが早いように思えた。私たちを見て何処かに隠090706_4trimれたようだ。親鳥が盛んに一番草を収穫したあとを探していた。

そこでもう一日様子を見ると判断したのであるが、ビッコを見つけて3日目に死亡し ているのが確認された。残念でならない。初日に保護していれば助けられた例である。

野生生物は死の直前まであらん限りを尽くして生きる。そのためにこちらは好転したと判断してしてしまったのであるが、大いに反省すべきことであった。それにしても、確保して保護するのも難しいものである。大いに反省した例である。

左のフォトアルバムに<西別岳の花たち>をアップしました。

コメント (1)
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