麻生首相が、横浜市内の会議に呼ばれ「高齢者は趣味がなく、働くしか能がない。この連中を使えばいい」などと発言した。働ける元気な高齢者が多いから働かせたら良いと以前から発言していたが、それに働くことしかできないだの、今から趣味もないから働けと言おうとしたのだろ う。
この男の良くやる表現方法である。ちょっとひねってから喋る。ひねりが下手でセンスがない。おまけの教養もなく、知識の底が浅いから失敗する。ぶら下がりの記者の質問には必ず一度は否定する。おれは違うんだと言いたいのだろうが(確かに違うが)、自らの立場が一般社会とは隔絶していることの自覚がない。だから逸脱する発言、失言を繰り返す。
昨日は日曜日で、マスコミに目立つようにと山口の集中豪雨の被災地行こうと思ったが、悪天候で行けなかった。解散後初の日曜日は、各政党の党首は日本中を駆け巡っている。自民党の総裁である麻生にはお声がかからない。被災地にも行けず、マスコミにも取り上げられてもらえない。
せっかくの自民党総裁である。日本各地の選挙区に行っていっぱい喋ってもらってはどうだろう。いっそのこと、民主党さんが呼びつけて、民主党の反対演説してもらってはいかがであろうか。何回か演説するうちに、失言をしてくれるだろう。あるいは、自民党さんに総裁は遊説することを義務付けてもらってはどうだろう。
公明党ですら麻生や自民党幹部離れをやっている。都議選では重点地区にもかかわらず、自民党幹部が呼ばれなかったようである。
こうしたおよびのかからないことを反映してか、麻生は各経済団体を訪問を繰り返している。関係者によると馬鹿丁寧な挨拶をして言ったそうである。各団体も今更支援を約束できる状況にはない。つれない返事にすごすご帰る麻生の姿を放映していた。とにかく麻生にもっと遊説してもらって、いっぱいぼろを出させることである。