韓国の哨戒艇、天安が原因不明の爆破で沈没した。3月26日のことである。かなり 時間が経ったが、何か煮え切らない報道が続いている。李明博韓国大統領は、北朝鮮の魚雷を強く示唆する発言をしている。自らが胡錦濤主席と会見した僅か3日後に金日成と会談したことが、気に入らないだけではないようである。
近代的な哨戒艇が、北朝鮮の魚雷を察知できなかったのも疑わしいが、魚雷の破片を回収して調査をしているようである。その結論もないままに、韓国とアメリカが同時に北朝鮮の仕業の疑いと発表している。
しかしこの報道が、44名もの死者を出しながらあまり大きく報道されないのは、同時と思われる時間にアメリカの潜水艦の沈没が確認されていることにある。アメリカは早々に核弾頭らしきものを引き揚げたと、一部で報道されている。それも確かではない。報道がかき消されたからである。
天安が沈没した日は、アメリカのイージス艦との共同訓練の最中であった。これは事実のようである。その中を、北朝鮮が忍び込むなり割入って、魚雷が撃てるだろうか?単純な疑問である。もう一つ重要なこととして、北は一月後の現在になるが、飛行機に乗れない将軍様が、陸路中国を訪問することが決まっていたいはずである。その直前に厄介なことを起こすとは、いくら北朝鮮といえども考えられない。
魚雷の破片の調査結果も思わしくない?ようである。古い置き去りにされていた、機雷に触れたのではないかと、まことしやかにささやかれている。問題のすり替えをやろうとしているようである。
アメリカによる誤爆、誤攻撃による天安の沈没と主張するメディアの報道は、ネットでは削除されてしまっている。引き上げられた哨戒艇天安は、明らかに左舷から爆撃を受けていることが解る。決して内部からのものではないことは素人目にもはっきりとする。
北による攻撃を主張する右翼と、アメリカの誤爆によるものだとする左翼の意見が対立したままである。この事件の落とし所を、韓国は模索しているようである。