左の記事は、日本全国で肉牛牧場を様々な形で展開する、安愚楽(アグラ)牧場の、今回の宮崎での対応について展開している、地元宮崎の旬刊誌の記事である。2つ注目したいことがある。
先ずは、この記事が書かれたのが、5月15日であるということである。がさネタにしては、かなり口蹄疫が広がりを見せ始めた、とても重要な時期に書かれているということである。相当数の情報が飛び交う時期の記事であることを考えると、信ぴょう性が高いといえる。様々な内容が、具体的な展開を見せていると思われることである。
もう一つが、飛び地として発生している、えびの市についての記事である。えびの市だけは奇妙な出方をしている。後、2週間ほどで新たな発生がなければ、この地の発生は終息宣言を受けることになる。
患畜と思われる死亡牛を勝手に移動させて、えびの市の安愚楽牧場の預託農家から陽性牛を発生させたようである。状況から見てこれは関係者を納得させるには十分な、状況であるといえる。
記事は口蹄疫を隠して処分したとしているが、従来から安愚楽牧場では、同じく法定伝染病であるヨーネ病は、発病以前に内部検査で感染が疑われれば、自家淘汰していた経緯がある。ヨーネ病は人には感染しないとされている、腸管に発生する結核菌の仲間による病気である。
こうした経緯を見ると、旬刊宮崎の記事は否定できないことが余りに多い気がしてならない。
現在宮崎の口蹄疫は、周辺の農家の家畜を処分することで、終息に向かうのではないかと思われる。消息が宣言された後には、初発の処理の不対応と、安愚楽牧場の行ったいたと思われることの事実関係を確認する必要がある。