宮崎にワクチン使用をすることを、政府の専門家による牛豚疾病小委員会が提案し、どうもその方向で行くようである。現場の惨状を考えると選択として解らなくもない。
然しながら、ワクチン使用は地域と期間を限定すべきである。今回に限る対策とするべきである。何よりも、ワクチンの効能を確認しなければならない。委員会の主張は、排菌量を減らすことにあるとしている。そうした意味では認めなければならないかもしれない。
これで日本は、口蹄疫ウイルスの常在地帯になる危険性を容認することにならないためにも、ワクチン使用の牛の移動の禁止や、その後の抗体の検査なども継続してやらなければならない。