今回政府が出した10キロ圏内の全頭処分は評価しなければならない。9年前の英国の例を参考にするべきだと思われる。殺処分する牛に限って、ワクチンを投与するのも仕方ないと思われる。
添付の資料を見て頂きたいが、安愚楽(アグラ)牧場が発生を隠ぺいしていたとする内容の地元新聞の記事である。俄かに信用し難いところもあるが、えびの市に移動していたという記事は気になる。クリックすると大きくなります。
えびの市だけが飛び地なのである。ここにアグラは移動させたという記事である。現状から判断すると、アグラである確信はともかく、ここに口蹄疫の陽性牛を誰かが移動させたことだけは、確かのようである。
それにしても、土地を持たない単なる畜産加工業である、肉牛業者のスタイルがここ に来て被害の拡大を大きくしているようである。基本的に、自分の土地に埋却することになるようだが、その土地がない。
埋却する土地がないことが、被害の拡大に直接かかわっている。土地から離れた農業の問題がこうしたところに噴出したのかと思うと、今一度日本の農業のスタイルを考え直すべき時だと思われる。