そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

韓国のようになっていいのか

2013-02-22 | 緊急事態法

韓国早くから貿易自由化を手がけ、EUやアメリカとFTAを結び、日本の自動車産業が負けてしまうと、マスコミは盛んに宣伝していた。関税の差が大きくて日本車が売れなくなる、液晶テレビも負けてしまったと、一斉に報道されていた。TPPに早く参入しなければ、日本は世界各国に遅れてしまうというのである。

韓国経済はそれほど立派になって、国民は幸せになっているのであろうか?日本はTPPに参加し、韓国経済に対抗しなければ、国家が破たんし国民は不幸になるのだろうか?

来週から、朴大統領体制になる。韓国は、表の部分と裏の部分が極端な社会になってしまっている。前回下記の本ブログでもふれたが、極めて深刻な社会問題を抱えている。http://blog.goo.ne.jp/okai1179/d/20121217

韓国は世界で最も自殺率の高い国である。しかも、高齢者が多いのである。その背景には、先進国では最も社会保障予算が低く、日本の22.4%に対して9.4%と半分以下である。年金がないか極めて少額である。競争社会の影の姿である。

韓国では日本以上の高齢化が、進行している。日本は、定年延長など雇用年齢のPhoto
アップを図っているが、韓国は逆に引き下げている。女性の修正率は、日本などを大きく下回っている。競争社会のための教育費が負担になっている。失業率が高く、若者の非正規雇用が、24.8%ときわめて高い。

韓国のGDPは圧倒的に外需によって支えられている。国際情勢などの影響を直撃される危険性を孕んで、極めて不安定な背景である。

近年は地理的な関係もあって、急速に貿易量が増え、中国との経済関係が緊密になっている。台頭する中国経済は、韓国経済の大きな不安材料になっている。

何よりも、北朝鮮の存在が大きい。韓国経済の不安材料は、核開発やミサイル発射などでさらに大きくなっている。いつ崩壊するかわからない、幼稚な論理を披歴する前時代的な国家が、韓国国民に大きな見えぬ不安感を抱かせているのである。

これれらの問題の全てが、経済発展を掲げ推進した李大統領下で進行したことも事実である。TPPなどの無関税システムは、特定産業と富裕層にとってのぞモア良いことなのであって、99%の国民には大いに迷惑なことなのである。

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100年経ってやっと遺憾の意を示す

2013-02-22 | 政治と金

イギリスのキャメロン首相が、財界人百数十人連れてインドを訪問している。就任早々に次いで2度目である。経済発展著しいインドを、イギリス経済に引き込みたいのである。

インドはかつて、イギリスが統治していた国である。植民地として文化的にも経済的にもその後のつながりは深い。ガンジーが非暴力によって、イギリスからの独立の道Cameron_indiaを開いた。ガンジーが非暴力の象徴として、黙々と羊毛を紡いでいた。そのと紡ぎ車は、インド国旗の真ん中に置かれている。

非暴力運動の非武装のインド国民を、イギリス軍は無差別発砲で大量虐殺を行った。1919年、北部の都市アムリッアルのことである。イギリスの発表で、379人死亡したとされている。インド側は、1000人以上が虐殺されたとしている。

100年経って(6年足らないが)ようやく、イギリスの首相として初めて現地を訪れ遺憾の意を表明した。キャメロンは、訪問者名簿に、「あってはならないことである」と記帳した。

経済的な甘い汁欲しさに、今頃になっての間接的な謝罪である。日本は、70年前の中国での侵略や虐殺に対し、これまで何度謝罪してきたことであろう。自民党の右翼連中は、もううんざりであると文句を言いながらの謝罪である。

日本のやり方が正しいとは思えないが、戦勝国はまことに身勝手である。植民地として、特定地域の虐殺や暴力行為だけではなく、国家として多大な利潤を吸い上げ、人権をどれほど蹂躙してきたかわからない。

いまさら蒸し返したところで、何のメリットもないのだろう。イギリスとインドは大人の関係なのだろうか?それとも、日中や日韓との関係がまだ幼いのだろうか?未だにぐずぐずしている。

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