そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

プロペラ機の復活

2013-02-07 | マスコミ報道

航空旅客機はジェット時代と思っていたら、どうも風向きが怪しくなってきている。プロペラ機が巻き返しているのである。

航空機のコストのうち、3分の1が燃料代である。このところの航空機02
燃料価格の高騰で、燃費の良いプロペラ機が見直されている。ターボプロップ機と言われる航空機であるが、ジェットエンジンで噴射せずに、タービンを回転させ、プロペラを回すのである。

従来のプロペラ機に比べて、飛行距離が伸び、客席数も増やしている。何よりも燃費が良くなっている。プロペラ機特有の騒音が抑えられ、振動も少なくなった。ジェット機より安全性が高い。こうした特徴が実績を上げているのである。

世界の航空機の飛行距離は、半分が500キロ以内である。プロップ機は500キロでは、ジェット機に比べて10分ほど時間がかかる。この数年で、プロップ機と競合する小型のジェット旅客機の生産が、ほとんど中止状態に追い込まれている。

フランスの合弁会社、ATRが世界のプロップ機を生産して03_2いる。プロップ機は、1999年に技術的に出来上がっているが、この数年で世界各国が最も購入している航空機になっている。

500キロ以上になることの多い国際線はジェット機が、飛行距離の比較的短い国内線はプロップ機という棲み分けが、今後進行するものと思われる。

左に<流氷の少しの根室>アップしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港