そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

道義国家を自ら否定する稲田朋美

2017-03-15 | 教育勅語
国会で平然と嘘をく稲田朋美である。稲田にとって記憶になかったとか知らなかったとは言えない関係の、籠池夫妻である。稲田の実父である、椿原康夫氏は関西の右翼団体の元締め的存在であった。この父君の人脈が、稲田を支えてきた経緯がある。
純培養の右翼の稲田朋美のようなものにとって、思い込み一辺倒で金に汚い俗人の籠池などのような人物は、いけ好かない存在なのであろうことは容易に察しが付く。鴻池のいうオバハンのような存在は、関係を絶ちたいと考えるのも、さもありなんであろう。関係を絶ったといことなら、これまで関係があった証でもある。
それにしても、知らない、関係ない、会っていないなどとは、事実認定を拒否したならともかく、完全否定をし続けたのである。余程、稲田は籠池夫婦のことが嫌いなのだろう。
父君の人的な遺産を否定する稲田が、道義国家を目指すとはなんということだ。教育勅語の、「父母に孝行を」や「友に和せよ」の徳目を、自ら否定するものでしかない。籠池は、思想的にもあなたのお友達ではないか。嘘をつくことはあってはならんとは、教育勅語にはないので、稲田は嘘つき続けたのであろうか。

稲田は、日本は道義国家を目指すべき発言している。教育勅語も芯の部分は肯定している。「道義」が良く解らず、広辞苑を引いてみると「人の行うべき正しい道」「道徳のすじ道」とある。そうした国家を目指すとした稲田が、嘘はつくし、父君の遺産に泥塗るし、長年の同志といえる友人の存在を否定するなどとは、なんという矛盾か。教育勅語すら実践できない、稲田朋美である。
主権在民を否定する教育勅語の核になる思想は、天皇を神に頂く国家像である。皇国史観とは言いえた名称であるが、神話に基づく架空の史観、おとぎ話でしかなく、国民は国家に奉ぜよというのが核の思想である。

南スーダンのPKO派遣の日誌も、司令部は破棄したとしたが、ちゃんと陸自に存在していたことが今頃になって確認された。不都合な戦闘の事実を隠す意図が働いていた結果と見るべきである。つまり、日誌は政権にとって目障りであったがために、隠蔽したのである。”隠蔽”と表現すると犯罪になるから、隠蔽とは言わないと稲田は言うであろうが、不都合なので隠しましたという事実は残る。
こんな人物が政権の中枢にいるだけで、国家の道義は存在しないに等しい。
コメント (5)
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