この土曜日は、オサマ・ビン・ラディンの50回目の誕生日だそうである。公式には、生存が確認されていないが、タリバンのスポークスマンウラン・ハヤトウシ・カーン氏は「100%ビン・ラディンは生存している」と強調している。
多くのメディアが彼の生存を信じてはいないが、アフガニスタン国境付近のパキスタン領内に生存し、誕生日の特別の祈りがなされたとしている。
公式には2004年のビデオ以来かなりの長期間沈黙を保っている。この沈黙は不健康かあるいは死を意味するとされるが、アメリカの2500万ドル(約30億円)の懸賞金にも関わらず、熱烈な彼の支持者は依然として絶えることがない。
アメリカは、9.11が起きたことをの意味を確認しなければならない。武力的反撃に執着しているようでは、永劫にアメリカは戦に関わらなくてはなくなるだろう。
現在、ブッシュ大統領は南米を歴訪している。その先々で反米デモ、反ブッシュデモの洗礼を受けている。写真の一つは、グァンタナモで非人道的な扱いを受けている、アフガニスタンの捕虜の虐待を、皮肉ったパフォーマンスである。
ブッシュ大統領が、アメリカ資本、アメリカ軍が、中南米や中東で何を行なってきたのか考 え直さずに、自国のための経済援助や軍隊派遣を繰り返しているようでは、何時の日か再度9.11が発生することは間違いない。
ブッシュは、中東も中南米も軍事的優位を担保された上での、論理しか持てない国家であ る。この国は、ブッシュの7年で正義(JUSTIS)を人の死体で埋めてしまったのである。