今日立憲民主党の党首選挙が行われ、最も右寄りの泉健太氏が選出された。今日アフリカからの入国者、ナミビアの外交官がオミクロン株陽性と確認された。国内初であるが、松野博一官房長官はその発表を、立憲の党首決定後の記者会見にぶつけた。
ただでさえ盛り上げなかった野党第一党の選挙は、オミクロン株にかき消された感がある。それでも若い泉新党首は、「おかしな政治を許さない」と第一声を上げたには評価されよう。しかし、どう見てもこの男は、民主党→民進党→希望の党→国民民主党→立憲民主党と目まぐるしい。党の消滅に伴うものもあるが、特に希望の党に行ったり、自民に行った細野豪志や自民より右寄りの前原誠司の推薦人になったりしている。右翼政治家とヤクザしかつけていない拉致被害者の青バッチを離さず付けている。
泉健太はいつ国民民主や維新の会と行動をしてもおかしくはない人物である。来年夏の参議院選挙が試金石になるであるが、泉がどこまで連合の芳野新会長に懐柔されるか見どころである。
党首選挙で各自が主張していたことは、どこまで政策として重んじらるかも見どころである。岸田文雄のようにほとんどが反故にされ、安倍政権時代に戻りはしないか心配である。泉健太には十分にその素養がある。
立憲民主が最も盛り上がったのは、結党時である。しばらくは支持が20%を超えていた。それが何であるかを新代表は確認する必要がある。
最左翼に陣取る共産党が古い綱領を捨て去り柔軟な市民の民主主義政党になる必要も生まれる。
イズミは批判ばかりの野党と思われたくないとの認識を吐露したが、批判する事により局面が転換する政治力学を理解していない。
一方的な批判勢力であることが何故悪い。
真っ当な意見を否定するのは権力者だけである。
負け続けても良いから市民側の政党を再構築してほしい。