そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

TPPは何をもたらすか地方に見に来れば良い

2016-11-10 | TPP
アメリカ国民は、オバマの”チェンジ”は機能しなかったのを、この8年間実感した。トランプの勝利は、古いアメリカを支えてきた農業や工業それに製造業を担ってきた、白人の人たちの支援によるものである。工業は資源の枯渇と時代に翻弄され、農業は巨大資本に支配され巨大化してしまった。製造業の衰退は半世紀前には2000万人いたがほぼ半数に落ち込み給与も格段に下がったままである。
トランプはこれまでの政治家が、思いもよらない選挙対策と政策を展開した。所属政党などどうでもよかったはずで、トランプは強いアメリカを再びと怒鳴り続けた。アメリカは新たな変革を求めたのである。
多くの政治の専門家は、政治経験がなく粗野なトランプの言動と支援者を理解できなかった。その一つがTPPである。中国に雇用を奪われたという単純な訴えは多くの人に支持されたので、票欲しさに前言を翻してクリントンも倣った。アメリカも日本も、そしてニュージーランドなどでも大衆はTPPの怖さに気が付き始めて、街頭で反対活動をしている。
TPPの本質は、「例外なき関税の撤廃」である。関税を障壁とか保護主義とか否定的に呼ばれるのは、強者の論理である。無関税は新自由主義者の大きな主張の一つである。

日本では、地方の産業は都市にほとんどが吸収されてしまっている。田舎に残ったのは系統資本のコンビニとスーパーマーケットだけになってしまった。農家に農機具を売る人たちも、飼料や肥料を販売する会社も人も、すべてその地の者ではない。
商品が豊富になったとか安くなったというメリットが、外見的にはあるようには見える。雇用もそれなりにある。しかしそれは、短期的な視点でしかない。ほとんどすべての利潤を都会に本社を置く会社や企業に吸い上げられる。雇用も生じるかにみえるが、非正規雇用や現地採用と言われる、安価な賃金を支払われているに過ぎない。管理職も正規雇用者も、すべてこの地の人たちではない。
系統資本の販売する商品は安価であるが、それは雇用者に賃金として還元していないからである。やがて個人消費の落ち込みとしての減少、デフレに陥り、地方は疲弊する。
どうしてこのようなことが起きるのかと言えば、一国内で地方と都会の間に、関税などないからである。国内で関税など設けられるわけない。自由経済や競争を掲げればこうした格差が生じるので、政治は地方へ利潤の還元を行うべきなのである。政治の最大の使命は利益の再配分である。
無関税システムが機能するようになれば、世界中の小売店がウオルマートになる。
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トランプの今後を期待と不安で注視してゆきたい

2016-11-09 | アフリカ
あらゆるメディアを敵に回し、全く有力新聞紙から支持を得られなかった、粗野で暴力的発言を繰り返すトランプがアメリカ大統領選挙を制した。行政経験も政治経験も軍隊経験も何もない人物である。多くの人たちは、どう転んでもヒラリーが勝つと思ったであろう。アメリカではなにが起きているのか。
今回の選挙はこれまでの民主党と共和党の戦いではない。共和党の有力者は全て、トランプに苦言を呈していた。共和党の伝統の政策もトランプは関係なく暴力的発言を繰り返した。保護主義を唱えるトランプは、当初は単なる泡まつ候補で、予備選の早い段階で消えると思われていた。トランプが次第に支持層を広くしていったことは、現在アメリカが抱える苦悩や問題点を明らかにしてきたといえる。
メキシコとの国境に壁を作り、その費用をメキシコに持たせるなどとは、移民問題に悩む国民から大きな支持を得たのである。実現などできるはずがない。トランプはかつてアメリカを支えた農業や工業、それを支えてきた人たちの”郷愁”を勝ち取ったのである。対するクリントンを支える現アメリカ経済の主流は、IT産業と金融である。トランプが汚くののしるのは、「政治的正当性」として触れてこなかった、誰もが平等であるとかいうリベラル思想を真っ向から否定することでもあった。その結果の一つが、国境に壁を作ることである。トランプを支持したのは古いアメリカの経済を支えた、白人層である。50年前には20%であった白人はあと数年で、50%を切る。
クリントンを支えたヒスパニック層などの非白人層は、2070年で80%になると言われている。白人の大統領は、後2、3期で消滅する可能性すらある。トランプの当選はそうした最後のあだ花のようなものである。この結果は、民主党でもなければ共和党の主張でもない。時の流れといえる。

トランプの政策はどのようにやられるかは、今後大きな課題に直面しながらも、今回の選挙に象徴されるように、自説を通すことになるだろう。トランプは自説を曲げないであろう。外交ではTPPは離脱することになる。たとえオバマが任期中の批准しても、個別問題では日本とアメリカが合意しなければ80%を超えることがないから、TPPは事実上とん挫する。安倍は言葉とは裏腹に忸怩たる思いであろう。
移民問題では、フランスの極右政党のルペンが大歓迎していることでも判る様に、かなり排他的になる。中東政策はロシアとの関係を重視するようになろうから、どう動くかわからないが、大きな転機にはなる。
日本や韓国の核武装しろ、アメリカ駐留軍への負担をしろというのは、現状を知らない発言である。日本の憲法も知らなければ、日本や韓国の実質的な負担を知らないのである。アメリカ軍は日本や韓国に駐留するだけで甘い汁を吸い続けている。
いずれにしても、不遜の輩ではあるがアメリカは大きく変わるのではないかと思われる。個別政策は期待と不安を抱えながら、今後を待つことにしたい。
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鈴木宗男の娘の結婚披露宴にはせ参じた安倍晋三の意味

2016-11-07 | 安倍晋三
11月4日に釧路で、民主党から立候補して落選したが、民主党の比例の議員として衆議院議員になった鈴木宗男の娘貴子の結婚披露宴があった。この日は三笠宮が亡くなられた葬儀の日である。国会はTPPの審議が、農水大臣の失言の連続で大きな山場を迎えていた日である。その中で、安倍晋三は遥か釧路まで鈴木宗男の娘の結婚式に駆け付けた。披露宴出席のために急いで、TPP強行採決したのかと囁かれてもいる。

そもそも、鈴木宗男の娘貴子は父の公民権停止によって、代理で新党大地の顔として2012年衆議院選挙に立候補した。北海道7区では自民民主の挟み撃ちで見事に落選した。政治献金問題で民主党を離党し新党大地から立候補し比例区で議席を得ていた石川知裕が、代表の宗男の忠告で強制的に辞任させた。代わって娘の鈴木貴子が繰り上げで議席を貰った。宗男が娘に与えたといってよい。
更に、貴子は2014年には農民票をバックにTPP断固反対を掲げ、民主党から立候補した。今回も落選したが、比例で民主党から当選枠を貰って代議士席を貰った。救ってくれた民主党には足を向けては寝られない立場である。しかし、今度は北海道5区の野党共闘を口実に自民党議員を支持する側に回り、民主党から除名された。貴子は議席を民主党に返すことなく居座り続けている。
その汚れに汚れた、鈴木貴子の結婚披露宴に安倍晋三が出席し、宗男の婿さんになるのは大変だと祝辞を述べた。

安倍晋三は国政を放棄し皇室への公務も投げ出してまで、かつての盟友中川昭一と骨肉の熾烈な戦いを繰り返した政敵の、鈴木宗男の娘の結婚式に出席した。これは政治的に大きな意味を含んでいる。
鈴木宗男が作った新党大地はすでに、政治的な目標も地位も失ってかつての勢いがない。今や宗男の個人政党としての意味しかない。貴子が民主党を除名になった5区の選挙でも、集票能力はなくむしろ減票機能を発揮したと、北海道自民党幹部から声が上がっている。
安倍晋三の出席は、かつて北方領土に深く係わっていた鈴木宗男への幻想にある。鈴木宗男は、歯舞色丹二島返還論者である。安倍はこれに乗っていると思われる。民進党の国際情勢音痴の野田幹事長は、「100万貸したら70年経って、7万円返してくるようなものだ」と、現実を知らないボケた発言をしている。
北方領土は島だけではなく、周辺海域の領海権の問題でもある。僅か7%であっても海は30%ほども帰ってくる。地元の漁師をはじめとする地域の支援は少なくない。
二島返還のめどが来月のプーチンとの会談で立てば、地元は大歓迎するであろう。長年北方領土に取り組んできた、鈴木宗男はその輪の中にいる。北朝鮮拉致者5名を帰国させたことで、安倍晋三は小泉純一郎が支持率を一気に回復したのを官房長官として同行して実感している。
安倍晋三は自説を通すために支持率の回復を、長年どの政権もなしとげることができなかった北方領土の返還にめどをつけことで、なし遂げようと狙っている。もし仮に失敗すれば、鈴木宗男に汚名を着せれば済むことである。安倍晋三の鈴木貴子の結婚披露宴への出席は、そうした意味を持っている。
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あらゆる処で右傾化が浸透する日本

2016-11-06 | 平和憲法
左の漫画は、子供向けのロングセラー漫画「日本の歴史」の第20巻の一部である。1946年1月24日の幣原・マッカーサー会談を描いた一コマである。絵柄は同じなのに発言内容が変わっていた。全く異なっているのであると指摘しているのは、東京新聞である
今年になって、東京新聞は当時のアメリカ高官の発言から、幣原喜重郎首相の提案で戦争放棄、九条が取り入れられたを報道している。本ブログでもこのことを取り上げた。日本国憲法は押し付けられたものという、風潮が根拠なく時の体制からのみ語られている。
漫画に「日本の歴史」の一こまはそれを象徴している出来事である。幣原首相(よく似ている)がマッカーサー元帥に戦争放棄を憲法に入れると言って了解をもらった元の漫画は、マッカーサーが押し付けた内容に改ざんされている。
東京新聞の調査では改ざんした理由も時期も判然としないが、20年近く前の増刷あたりからのようである。これは極めて重要な内容であり、全く逆の変更であり、何らかの力が加わったことが推察される。
湾岸戦争の時期などであり、改憲への勢力が動き始めたためでないかと、発見者は指摘する。

こうした右傾化は、このところ見えるところでどんどん進行している。全国の九条の会の人たちが、公民館などの公共施設を使おうとすると、少し前までならほとんど自由の申請するだけで使えたものだる。本町でも突如拒否され抗議文を提出している。憲法を変えたい人もいるので、その反対の人は政治的な活動なので駄目だという、全く意味不明の内容であった。
高知県では、毎年5月3日が近づいてくれば、路面電車やバスの横腹に横断幕をつけていたが、数年前から外されてしまった。
現行憲法を勉強し、学ぶことは、国民の義務であり権利で、当然のことである。改憲派の勉強会こそ政治的なのである。
じわじわと、デマゴギーは浸透して、マンガ日本歴史を読んだ子供たちが、長じて事実を曲げたまま理解して活動する世の中になってきたのかもしれない。恐ろしい時代は、かつて歩いてきた道である。
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約束通りTPP「強行採決」した、なんでこのタイミングか?

2016-11-05 | TPP
TPP(環太平洋経済連携協定)の承認案と関連法案は、昨日(4日)の衆院TPP特別委員会で、自民、公明、日本維新の会の賛成多数で可決された。山本有二農林水産相の失言をめぐり、民進など野党側は辞任を求めていたが拒否したうえで、採決を強行した。
強行採決すると言っていた、山本農水大臣の「予言」と予言通りに強行採決をおこなった。ここではTPPの内容論議など何もない。あらゆる分野に影響がることが解っているTPPであるが、その内容については何も論議されることがなかった。上の写真の左上で、取り残されたように呆然と座っているのが、アンポンタン農水大臣である。
山本農水大臣の本音の繰り返す失言は、三文芝居のようである。冗談を繰り返すような大臣であるが、大臣就任直前にTPP反対の署名もしている。そもそも自民党は、TPP参入しないと公約を掲げていた。TPPは後出しじゃんけんの日本である。民主党政権時代に、菅直人が参入を突如言い出した。
国連の人権委員会が、TPPなどの無関税条約について今年2月に声明環出している。本ブログでも紹介したが、これほど広範囲に及ぶ関税をほぼなくする自由貿易協定なら、交渉に労働組合の代表や環境問題に取り組んでいる方々、医療関係に携わる人たちの声も聴くべきと提言している。それができないのは、その人たちが入ってくると不都合だからです。それこそTPPの本質です。
そもそも、アメリカ大統領の民主、共和両党の候補者クリントンもトランプもTPP参入反対を主張している。クリントンはこのところ苦戦気味のようで、就任した後もTPP参入はないと念を押している。tランプは早くから、こんなもの止めてしまえと言っている。つまり、アメリカはかなり強硬に日本の参入を促したが、TPPの6割を超えるアメリカが参入することはないであろう。仮にあっても、相当先になると思われる。
第一、民進党はTPP参入賛成の党である。こんな強行採決することはないのである。なぜこの時期に、こんなに急いでまでやる必要があるのか、全くわからない。多分安倍晋三の外交日程が詰まっていることや、根っからの中国嫌いが今回の強行採決を予告通りやったのであろう。
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「目的であるが目標ではない」日本シリーズを制した栗山監督の言葉

2016-11-03 | 石破茂
今年のプロ野球日本シリーズは、北海道日本ハムファイターズの四勝二敗で終えた。北海道は大騒ぎであった。シリーズはほぼ35%ほどのテレビ中継の視聴率であった。最終戦のレアードの満塁ホームランの時には、66.8%であったとのことである。北海道でテレビ観戦可能な人はほとんど見ていたことになる。広島の敗因は先に2勝したことでないかと思われる。逆転の広島に緩みが生じたのかもしれない。
このシリーズには今までにない特徴がある。初めて日本の三大都市と全く関係なく開催されたことである。日本ハムが北海道に来た20年前に手本にしたのが、地元に密着している広島カープである。その広島の地方が支える球団の在り方を、日本ハムは学んできた。人口の多い都市と異なり、地方に同じ論理では括る事ができない。日本ハムんの活躍は、地域の活性のヒントを地域に落としてくれている。

優勝後のNHKの番組で、日本ハムの栗山監督が、「優勝はみんなの共通の目標であるが、目的ではない。目的は個々に持っているものだ。」と言ったのである。野球監督の言ったことであるが、極めて蘊蓄に富んだ言葉である。戦略・戦術論そのものである。

民進党は共産党などとの野党協力に前向きでない。蓮舫体制になったさらにすすんで、渋々協力しているだけかに見える。安倍政権打倒するという共通の「目標」を掲げることができないのである。その理由に、それぞれの「目的」が異なると言い出すのである。結果として安倍政権の延命に協力することになる。目的が異なるから政党も違うのである。民進党はそれが解っていない。
与党自民党の方が政権維持の目標のためによっぽど結束している。彼らの目的の多くは出世、大臣席・ポストである。安倍晋三は巧みにこれを利用しているのである。安倍晋三の目的は軍事国家の建設、戦前の体制への回帰である。
民進党の蓮舫と野田は栗山秀樹に学ぶべきである。
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三笠宮崇仁氏を悼む

2016-11-02 | 平和
三笠宮崇仁氏が先月末に亡くなられた。100歳という大往生であった。三人の息子に先立たれる不運の親王でもあった。
私は学校で教えてもらえなかったシルクロード・中東の歴史に興味を持っていて、30年ほど日本オリエント学会の会員として末席を穢していた。本ブログで中東のことをことさら書くのは、いくつかの現地を知り、いささか中東の歴史にも詳しいからである。
三笠宮氏は1954年の日本オリエント学会発足当時からの会長であった。飾り物のや名誉会長というのではなく、全く学者として会長の座を務められてこられた。
会に自著の印税を基金として、「三笠宮オリエント学術賞」が設けられ、若手研究者の発掘と支援を行われていた。

三笠宮氏は皇族でありながら、戦時中には名前を伏せてまで中国戦線に参加し、『聖戦』の実態を知り強く憂えて、戦時中から警告を発している。軍の規律が乱れ、中国戦地での殺戮を危惧し、南京事件の実態も把握していた。帰国後、戦争を終わらすべくクーデターを画策していたともいわれている。国はこの頃の三笠宮の行動も報告も、すべて危険思想と封印した。
先日、稲田朋美防衛大臣が、「神武天皇の偉業を継承しなければならない」とバカな発言をしたが、三笠宮氏は早くから学者として神武天皇の存在を否定していた。紀元節の復活を否定してもいた。末っ子の気ままさもあったのであろうが、皇室では極めて特異な存在でもあったが、一つのモデルとしての意味はあったと思われる。
自らもスポーツマンであったが、息子たちはさばけたスポーツマンであった。子ども三人は男性であったが、お孫さんは全員女性であった。継承者はいない。百合子様をたてた愛妻家であったことも知られている。三笠宮氏は息子を全て看取ってから、天寿を全うされた。ご冥福を祈りたい。
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敗北も失政も認めない黒田総裁

2016-11-01 | アベノミクス
日本銀行が「2%インフレ目標」の達成目標を再び先送りし、黒田東彦総裁の任期の2018年4月までの達成を事実上、断念した。目標の達成は先送りは2013年4月に大規模緩和を始めてからこれで5度目になる。
2年以内に達成すると、自信満々に述べていた黒田総裁であるが、5度も延期しておきながら、失敗でないと言い切った。クロトンと呼ばれた男のバズーガーと呼ばれた異次元の金融緩和政策は、幾度にもわたって放たれたが不発に終わっている。黒田総裁は様々な理由を述べて、政策の失敗を認めていない。任期までにはほぼ不可能な数字となった。消費増税すらできなかったのは、明らかな政策破たんである。
昨日記者会見をして、2%の達成は2018年ころになると述べたようであるが、オオカミ少年ではあるまいが、そんななし誰が信じるだろうか。金るマイナスの影響はすでに私たちは受けている。
アベノミクスはいつまでたっても道半ば敗北を認めない、総裁の発言はまるで戦前の陸軍の姿勢そのものである。本ブログでは、海外の記事から漫画を失敬しているが、上記の漫画もそうであるが、安倍晋三の経済政策(アベノミクス)を評価する記事など皆無に等しい。
安倍晋三の経済政策は、大型株主や大企業などの特定の金満家たちは、とても甘い汁を吸わしてもらっている。外遊に汁を求める起業家をゾロゾロ連れて行く様は見慣れてしまった。経済援助という呼び水のの金をばら撒いて、パフォーマンスを演じているだけである。

やがて国民には、クロトンの放った異次元の金融政策バズーガーのツケを払わされることになる。経済成長はままならないし、税収も減額する。財政赤字の増大として。貧困層を量的にも質的のも増大させた結果の、国家財政をひっ迫や社会不安や社会保障の質的な放棄などが生じる外資本流出による財源の減少。何よりも食料自給率の低下と食糧問題。日本各地の地方の疲弊等々である。高齢化社会と人口減少は、これらの問題をかつての方式では解決できなかったことを思い知ることになるであろう。安倍政権の経済対策は、今ならまだ間に合うかもしれないが、経済は安定期に入っていることを前提にしなければならない。このままでは未来への大きな付けばかりを残すことにになる。
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映画会の案内です

2016-11-01 | アニマルウエルフェアー

一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産協会主催の勉強会の案内です。帯広のと畜上の見学と映画会です。と畜場の見学は定員いっぱいになりましたが、映画会方はまだ余裕があります。多くの方のご来場をお待ちしています。
上記の画像をクリックすると大きくなります。
11月4日(金)午後6時15分から(6時開場) から9時まで
場所は とかちプラザ視聴覚教室です。
入場料は1000円(会員500円)
映画は『ある精肉店のはなし』です。
予告編です
命を食べることの意味を、多くの方にとって日常でない世界を見て下さい。
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羅臼港

春誓い羅臼港